2017.12.05

アクネ菌などの菌のお話

アクネ菌とは…

アクネ菌といえば、ニキビをつくる悪い菌と思われています。
このアクネ菌はいったいどこからやってくるのでしょうか。
アクネ菌の正式名称はプロピオニバクテリウム・アクネス(Propionibacterium acnes)といって、誰の皮膚にも存在する、人の体に住み着いている常在菌です。

決してニキビがある人だけに限った、特別な菌ではありません。
アクネ菌は空気が入らず、脂肪分が多い場所に住み着くという習性があります。
だから、皮脂が詰まって、なおかつ出口が塞がれている状態の場所(=毛穴)に住み着くのです。
そしてニキビを発生させてしまいます。

お肌に良い菌と悪い菌

常在菌にはアクネ菌の他に、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌、マラセチア菌など200種類以上あると言われています。
お肌に良い菌(善玉菌)、悪い菌(悪玉菌)、良くも悪くもなる菌(日和見菌)…などいろいろありますが、そのバランスが重要です。
腸内細菌のバランスが崩れると便秘や下痢を引き起こすのと一緒で、皮膚も常在菌のバランスが崩れると、肌トラブルを招いてしまいます。

身の回りから肌トラブル対策を!

このように、菌が必ず悪者になるとは限りません。
必要以上に怖がることはありませんが、清潔を保つよう意識するのは大切ですね。
もしかしたら、寝具や衣類に付着した雑菌が、なかなか良くならない肌トラブルの原因の一つになっているかもしれません。
とは言え、毎日枕カバーやシーツを替えたり、洗ったりは大変!という気持ちはとてもわかります。
市販の除菌スプレーをうまく活用して常に清潔な状態を保てるように心がけましょう!

お客様の疑問に答えます!(1)リプロスキンで、
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