ニキビ跡に即効果の出る治し方はあるのか?
突然できたニキビを潰したせいで、できたニキビ跡がなかなか治らず、困っていることはありませんか?しかし、なかなか消えにくいニキビ跡も、原因や方法を見ていけば、即効で治すことができるかもしれません。
そこで今回は、ニキビ跡ができる原因や、即効で治す方法があるのかをテーマにお送りします。
ニキビ跡が出来る原因とは
ニキビは、何らかの原因で毛穴の出口がふさがれ、皮脂が毛穴に詰まることから始まり、アクネ菌が繁殖することでさらに進行し、炎症が広がっていきます。
この炎症が継続して、重なり続けると、表皮や真皮の組織を破壊し、大きな傷となってしまいます。
傷のような状態になってしまうと、自然に治るのにも時間がかかってしまう、凸凹のニキビ跡になってしまうのです。
ニキビケアが遅れてしまったことが一番の要因
ニキビ跡ができてしまう一番の要因はずばり、ニキビのケアを遅らせてしまったからです。
ニキビケアが遅れることに加え、無意識に触れたり、かいたりしてしまうと、より表皮や真皮の組織が破壊され、ニキビ跡になってしまうのです。したがって、ニキビができたらすぐにケアを行い、ニキビ跡へと悪化していくのを止めましょう。
残念ながらニキビ跡になってしまっても、即効で治す方法があれば知りたいと思いますよね。
そこで次は、ニキビ跡を即効で治す方法があるのかを見ていきたいと思います。
ニキビ跡を即効で治す方法はあるのか
ニキビ跡を即効で治す方法はあるのかについてですが、実は治すことができる場合や方法があります。
では、どのような場合、方法があるのでしょうか。
ニキビの炎症度合いによって変わる
ニキビからニキビ跡になった状態から即効で治すことができる基準としては、ニキビの炎症の度合いです。
では、それぞれのニキビがどれくらいの炎症度合いなのかを見てみましょう。
白ニキビ
皮脂が毛穴の中にたまってしまった、白くぽつぽつした軽度のニキビです。
皮膚の代謝が行われず、皮膚の層が厚くなってしまい、毛穴がふさがっている状態で、炎症が起きてない状態です。
黒ニキビ
白ニキビから皮脂が溜まり、毛穴が開き、その部分が酸化した軽度のニキビです。
白ニキビと同様に、炎症を起こしてない状態です。
赤ニキビ
白ニキビや黒ニキビの状態から、毛穴に詰まった皮脂をエサにアクネ菌が繁殖し、赤く炎症を起こした状態です。
黄ニキビ
赤ニキビの炎症が悪化し、膿が溜まった状態です。炎症が進むと毛穴の中に留まらず、毛穴周辺の組織や真皮層までダメージを与えてしまいます。
以上のように、白ニキビ、黒ニキビのような軽度のニキビは、炎症を起こす前の段階なので、日頃のケアを継続して行うことで、ニキビ跡になることを予防することができます。
しかし、赤ニキビや黄ニキビのような重度のニキビは、炎症を起こしているため、ニキビ跡を完全に予防することは難しいです。
では、重度のニキビになってしまった状態のときはどうすればいいのでしょうか。
皮膚科に行けば早期に治る可能性はある
赤ニキビや黃ニキビのような重度のニキビからニキビ跡になったときは、皮膚科に足を運ぶことが手段として挙げられます。
赤ニキビや黃ニキビは、炎症を起こしているため、とても悪い状態です。
そのため、セルフケアをしっかり行ってもニキビやニキビ跡を完全に予防することは難しいです。しかし、ニキビ跡を残さないようにするために、炎症をそれ以上悪化させないようニキビを刺激しないことが最も重要になります。ニキビを潰す、触るなどの行為は絶対にいけません。
また、皮膚科などで早めに処置を行うことで、ニキビ跡をつくらないことも可能です。酷くなる前に皮膚科などの受診をすることも視野に入れましょう。
ニキビ跡を即効で治すには、ニキビの炎症度合いによって変えていく必要があることが見えたところで、最後にニキビ跡を少しでも早く治すためにできることは何があるのかをチェックしていきましょう。
ニキビ跡を早く治す為に出来ること
ニキビ跡を早く治すためにできることは、大きく3つ挙げられます。
毎日のスキンケアを欠かさない
まず1つ目は毎日のスキンケアを欠かさず行うことです。
ニキビは、お肌の乾燥によってバリア機能が低下していることが原因のひとつとして挙げられます。
そのため、毎日欠かさずスキンケアを行っていくことが大切なポイントです。ニキビのできにくい健康なお肌を作ることを心がけましょう。
栄養バランスに気をつけた生活をする
2つ目は栄養バランスに気をつけた生活をすることです。
日頃油っぽい料理や外食などの高糖質・高脂質食の食生活を続けていると、皮脂が過剰に分泌されやすくなってしまいます。また、このような食事が続くのは健康にも良くありません。
自分の体を整えるためにも、三食バランスのとれた食生活を心がけていきましょう。
また、健康なお肌をつくるための栄養素の、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンCなどを積極的に摂取しましょう。
ストレスを適度に発散する
3つ目はストレスを上手に発散することです。
人の体を壊す最大の原因ともいえるストレスは、実はお肌にも大きな影響を与えています。
ストレスをためすぎていると、ホルモンバランスが崩れてしまい、ニキビになりやすいお肌へと変えていってしまいます。
こうならないように、日頃からストレスを上手に解消できる手段を見つけ、適度に解消していきましょう。
まとめ
一度できたらやっかいなニキビ跡の一番の予防は、ニキビを作らないこと。そしてできてしまったニキビの速やかなケア。ニキビ跡もできにくくするためには日頃の生活を見直すことが大切です。
しかし、ニキビ跡ができてしまっても、ニキビ跡の原因や正しいケア方法を見直していけば、即効で治っていくお肌を作ることができます。
ニキビ跡がもしできてしまったら、まず生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
飯野あゆみ
今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。