2019.08.07

ニキビ跡のスキンケアのポイントとは?おすすめの化粧水紹介

ニキビ跡の種類

それでは、はじめにニキビ跡の種類について見ていきましょう。
ニキビ跡は大きく3種類に分けられ、いずれのニキビ跡も特徴や症状が異なります。
誤ったスキンケアをしないようにするために、今一度ここで見直していきましょう。

赤みのあるニキビ跡

1つ目は赤みのあるニキビ跡です。
赤みのあるニキビ跡は、表面は治っているように見えますが、ニキビ跡自体、もしくはニキビ跡の周りが赤くなった状態のものです。
原因はお肌の内部で炎症が残っている、もしくは炎症によって傷ついてしまった細胞を修復するために血管が開いているため赤く見えることが挙げられます。
赤みは時間の経過とともに薄くなっていきますが、なかなか赤みが引けない場合も多く、広範囲に残ると大変目立ってしまいます。

シミになってしまったニキビ跡

2つ目はシミになってしまったニキビ跡です。
シミになってしまったニキビ跡は茶色いシミのように見えてしまうニキビ跡です。
原因は炎症したことによって発生するメラニン色素がお肌に沈着してしまうことが挙げられます。
ニキビの炎症が、肌内部で起こっているとメラノサイトが活性化し、メラニンが生成することでお肌を守る働きをしたため、茶色の色素沈着が起こってしまったのです。健康なお肌はターンオーバーを繰り返すとともにメラニンを排出させることができますが、お肌がうまく排出することができないとシミとなって残ってしまいます。
そのため、赤みのあるニキビ跡とは違った形で跡が目立ってしまうニキビ跡といえます。

クレーターになったニキビ跡

3つ目はクレーターになったニキビ跡です。
クレーターになったニキビ跡はニキビから治ったお肌に凸凹ができてしまうニキビ跡です。
原因はニキビの炎症が毛穴の外まで広がり、表皮だけではなく真皮やその他の皮膚組織までもが傷ついてしまうことが挙げられます。
炎症した赤ニキビが悪化すると、膿をもった黃ニキビになります。
その状態までいってしまうと、お肌の深い部分まで組織が破壊され、お肌が自然回復できなくなり、凹凸ができてしまいます。
そのため、ニキビ跡としてはもっとも重症といえるものであるため、早急の対応が必要です。
以上がニキビ跡の種類です。
いずれの種類も、正しいスキンケアを行なっていくことで、軽減することができます。
では、次にニキビ跡の種類別にどのようなスキンケアをしていけばいいのか、ご紹介したいと思います。

ニキビ跡の種類別スキンケア方法

ニキビ跡の種類別のスキンケア方法を見ていきましょう。

赤みのあるニキビ跡のスキンケア方法

赤みのあるニキビ跡は、お肌内部で炎症を残したままがほとんど。
そのため、ターンオーバーの促進や肌内部の炎症をケアできるスキンケアを行なっていく必要があります。
そのためにも、赤みのあるニキビ跡のスキンケアは、グリチルリチン酸ジカリウムやサリチル酸、ビタミンC誘導体といった成分が配合された化粧水がおすすめです。
さらに、お肌のターンオーバーを正常化させるためにも保湿を重視することが効果的です。
赤みのあるニキビ跡に紫外線を当てると、炎症が増したり、色素沈着を起こしたりしますので紫外線対策は忘れずに行いましょう。

シミになってしまったニキビ跡のスキンケア方法

シミになってしまったニキビ跡はお肌の炎症から守るため多く発生したメラニンによって、お肌が茶色く色素沈着しています。
そのため、メラニンの生成を抑える美白成分が配合されているスキンケアを取り入れていく必要があります。
そのためには、ビタミンC誘導体やプラセンタ、トラネキサム酸などの美白成分が配合された化粧水でスキンケアを行うことがおすすめです。
また、刺激を与えるとメラニンの生成を促すので、刺激を与えないことに注意しましょう。
紫外線対策は必須です。日々できる予防として、季節を問わず、紫外線効果のある日焼け止めや下地をうまく取り入れていくようにしましょう。

クレーターになったニキビ跡のスキンケア方法

クレーターになったニキビ跡はお肌の奥まで深く傷つき、強い炎症が起きたときにできるもので、凸凹のクレーター状になったものです。
赤みのあるニキビ跡やシミになってしまったニキビ跡と異なり、クレーターになったニキビ跡はお肌の奥まで傷ついていることから、スキンケアで予防することは難しい状態です。
そのため、クレーターになったニキビ跡に関しては時間がかかってしますが、スキンケアを見直すことで少しずつ目立たななくしていくことも可能です。
ターンオーバーを繰り返しながら、お肌を柔らかくしていくといわれているプラセンタやもともとお肌に存在するセラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸などが配合された化粧水を使うと効果的です。
また、少しでも早く治したいと思ったときは、皮膚科に行くことも検討しましょう。
皮膚科医はクレーターになったニキビ跡の状態に合わせて治療方法を提案してくれるので、相談してみましょう。
以上がニキビ跡のタイプ別おすすめのスキンケア方法です。
ニキビ跡の種類によって、スキンケアの方法だけではなく、取り入れるべき効果や成分が異なることがお分りいただけたと思います。
いずれのニキビ跡になったとき、スキンケア方法はどうすればいいかを必ず確認するようにしましょう。

まとめ

ニキビ跡のスキンケアをテーマにお送りしましたが、いかがだったでしょうか。
ニキビ跡の種類だけではなく、どのようなスキンケアが良いのか、そして必要な効果や成分が見えてきたと思います。
ニキビ跡になって、悩んでしまったときにこの記事を参考にしていただけると幸いです。

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