2017.09.19

美肌を決める、“角質層”って?

“角質層”ってなに?

スキンケア化粧品の広告などでよく目にする、“角質層”という言葉。
この“角質層”、「皮膚の一部のことでしょ?」くらいの認識で、意外とその役割については知られていません。
私達の皮膚は、体の一番外側を覆っている膜です。
温調節や外部刺激からの保護など、人間の生命保存に不可欠な役割を担っています。
その皮膚の一番外側に位置するのが“角質層”。
角質層は0.02mmほどの厚さ…ラップ1枚分でしかありません。
しかし、私たちの体から角質層がなくなると、外界から保護されなくなるため、24時間以内に生命活動の維持ができなくなると言われています。
それだけでなく、この角質層がお肌を美肌に見せるかどうかの鍵を握っているのです。
具体的に、どんな役割と機能を持っているのでしょうか?

美肌を決める“角質層”のはたらき

角質層は体を守る働き、バリア機能があります。
外部刺激から守るだけではなく、体内の水分を蒸発することを防いでいるのです。
角質層が健康でないと、水分を保持する機能が低下し、さまざまな不調が現れます。
ザラザラと手触りが悪く、外部刺激にもすぐに反応してしまい、かゆみや湿疹の原因になり、水分が足りないことでニキビの原因になる皮脂を過剰に分泌してしまいます。
そして、肌の表面のうるおいがなくカサカサ…。

一方、角質層が健康だと、うるおい、滑らかさ、ハリ、弾力、血色、ツヤ…美肌の条件が揃います。
角質層の健康に保つには、やはり保湿が重要。
表面をただ潤すだけでなく、角質層すみずみまで潤いを浸透させることが必要です。
だからこそ、化粧水は惜しまずたっぷりと使ってくださいね。

人間の生命維持にも、はたまた美肌にも関わる…たった0.02mmの角質層がこんなにも私たちの体に必要なものだなんて、驚きですよね。

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