2024.03.22

日焼け止めの選び方は?4月から一気に増加する紫外線

すっかり暖かくなり、外出も楽しくなってきました。
そうなると日差しが気になり始めたのではないでしょうか?
実は紫外線量は春から急激に増加するので、今からしっかりとした対策が必要になります。

2種類の紫外線

紫外線には、UV-A とUV-Bの2種類があります。

UV-Aは真夏に最も量が多くなり、主にお肌の『表面』にダメージを与え、
シミ・そばかすの原因になります。一方、UV-Bは紫外線の中で最も波長が長く、
お肌の深部まで到達するため、お肌の弾力やハリのもととなる「真皮」と呼ばれる層にダメージを与えます。

このUV-Aは、4月から一気に増加し、実は真夏とほとんど変わらない紫外線量なんです。

日焼け止めの選び方

春は花粉の影響でお肌が敏感になりやすい時期でもあります。

アレルギーで肌荒れしやすいという人は、紫外線吸収剤が含まれていないノンケミカル処方や、
アルコールフリーの日焼け止めがおすすめです。


化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換して紫外線がお肌に浸透するのを防ぎます。
UV効果も高く、白浮きせず使いやすいのが特徴です。


物理的な仕組みで反射・散乱させ、紫外線からお肌を守ります。
お肌に優しいイメージがありますが、SPF効果を高めにくく、白浮きし、紫外線吸収剤に比べると持ちが悪いです。

日焼け止め選びで大切なのは、季節やシーンによって日焼け止めを変えること。
一年中同じ日焼け止めを使うのではなく、日常使いと野外活動を分けたりすることが必要です。

日焼け止めを使用する際の注意点

また、去年の日焼け止めはそのまま使ってはいけません。

化粧品には使用期限があり、封を切った化粧品はなるべく早く使い切るようにしてください。
化粧品の使用期限は、未開封の場合は、製造日から三年以内。
開封済みの目安は約三ヶ月と覚えましょう。

最近は、唇用の日焼け止めがありますが、唇は、皮脂分泌が殆どない状態で、角質層が非常にうすい部分です。
唇もUVケア効果があるリップ等で紫外線対策をおすすめします。

春からしっかり紫外線ケアを

紫外線の本当の怖さは、蓄積された「光老化」です。
この光老化は、紫外線を浴びた時間と強さに比例するといわれています。
今からしっかり紫外線ケアを行うことで、お肌をエイジングから遠ざけていきましょう!

この記事を書いたのは
株式会社ピカイチ
コスメコンシェルジュ
飯野あゆみ
株式会社ピカイチ<br>コスメコンシェルジュ<br>飯野あゆみ

今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。

お肌の柔軟性とは?お肌は柔らかくしなやかですか
春のお肌はデリケート!?しっかりケアして春を楽