2023.09.14

秋の入り口は肌老化が進むと言うけれど…今さら訊けない「肌年齢」って、なに?

長かった猛暑の日々も過ぎ、少しずつ秋の訪れを感じるようになりましたね。
秋の入り口は、お肌の老化…肌老化が進むと言われます。
お肌の年齢を表す「肌年齢」という言葉もよく耳にしますが、具体的にどんなものかご存知ですか?
何をもって肌年齢を測るのか、若ければ若いほど良いのか…?など、今回は今さら訊けない、「肌年齢」を解説していきます!

「肌年齢」とは?

肌年齢(はだねんれい)とは、お肌の状態がどの年齢の水準にあるかを表した数値です。
お肌の皮脂量・水分量・キメ・毛穴・弾力・色素沈着(シミ)などで、総合的に判定されます。
肌年齢が若ければ若いほど、理想的なお肌と言えるでしょう。

<水分量>
健康的なお肌の水分量は20~30%と言われています。
加齢とともにお肌のヒアルロン酸やセラミドといった潤いを保つ成分が減少し、水分量も低くなります。

<油分量>
お肌の油分量は20~30代をピークに、年齢を重ねるごとに減少していきます。
また、加齢だけでなく過度な洗顔などでも油分は奪われます。

<キメ>
皮溝(ひこう)と呼ばれる、皮膚表面の細かい網目状の溝。
この幅が、狭く浅すぎず適度な深さである状態を「キメが細かい」と言います。
反対に、皮溝が広く深くなると肌表面の凸凹が目立ちます。

<毛穴>
皮溝が交差しているところにある、毛の出口が毛穴です。
毛穴の目立ちは、おもに皮脂の過剰分泌、ハリや弾力の低下。
体調や気温、湿度、紫外線の影響によって変化します。

<弾力>
お肌のハリや弾力となるのは、コラーゲンやエラスチン繊維、ヒアルロン酸など。
年齢ととも生み出す能力が低下し、働きが衰えます。

<色素沈着(シミ)>
見えている表面のシミだけでなく、見えていない肌内部のシミも、肌年齢に関係しています。

肌年齢の調べ方は?信頼度は?

肌年齢の調べ方は、コスメショップのカウンターでチェックする方法が一般的です。
また、最近ではセルフチェックできるものが通販で売っていますし、アプリを使った肌診断も多数出ていますね。
本格的にチェックしたい場合は、美容クリニックがオススメです。

気になる診断結果の信頼度については、「メーカーによって差がある」というのが事実です。
あまり深刻に捉えすぎず、参考程度にしましょう。
肌年齢は、気温や湿度、体調などによっても左右されるため、調べる場合は同じチェック方法で継続的に計測してくださいね。

肌年齢を若くするには?

肌年齢を若くするには、やはり基本のスキンケア、生活習慣の改善、紫外線対策が大切です。
中でも肌老化の原因の8割は、紫外線ダメージ(光老化)と言われます。
「一年中紫外線対策が必須」と言われるのは、このためなのですね。

夏の強い日差しがやわらいで気が緩みはじめる頃ですが、引き続きしっかりと紫外線対策をしていきましょう。

この記事を書いたのは
株式会社ピカイチ
コスメコンシェルジュ
飯野あゆみ
株式会社ピカイチ<br>コスメコンシェルジュ<br>飯野あゆみ

今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。

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