2022.07.13

「飲む日焼け止め」効果は本当?注意点と正しい取り入れ方

ジリジリと照りつける太陽に夏を感じつつ、早くも降参しそうな連日の暑さ。
熱中症対策は万全に、しっかりと休養をとって体調管理に気をつけてくださいね。

さて、紫外線量のピークを迎えるこの時期、みなさん紫外線対策にも力を入れているかと思います。
日焼け止めはもちろんのこと、日傘にアームカバー、UV加工のあるトップスなどなど…。最近では男性でも日傘を持つ方が増え、紫外線対策への意識の高まりを感じます。

そんな紫外線対策の一つとしてメジャーになりつつあるのが「飲む日焼け止め」。
紫外線対策を目的としたサプリメントです。アメリカでは20年も前から発売されており、日本では3~4年前から出回りはじめ、話題になっています。
名前だけ聞くと、「飲むだけで日焼けしない!」と思ってしまいますが、本当に日焼け止め効果はあるのでしょうか?詳しく解説していきます。

「飲む日焼け止め」とは?

「飲む日焼け止め」とは、紫外線対策を目的としたサプリメントのこと。
一般的な仕組みとしては、強い抗酸化作用成分の「フェーンブロック」や「ニュートロックスサン」などが配合されており、紫外線を浴びることによって起こるさまざまな肌トラブルを内側からケアします。

紫外線によって発生する活性酸素を破壊し、赤みや痛みなどの肌トラブルをケアしたり、メラニンの生成を抑えシミを予防したりと、内側からお肌を守ってくれるのです。

■フェーンブロック
日焼けによる赤みや炎症を防ぎます。「ダイオウウラボシ抽出エキス」、「PLエキス」とも表記されます。
持続性に欠けるため、3.4時間おきに飲みなおすことで効果が期待できます。

■ニュートロックスサン
高い抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を減少させるだけでなく、日焼けによる炎症も防ぎます。
「シトラス果汁・ローズマリー葉エキス末」と表記されることも。
フェーンブロックに比べ即効性に欠けるため、一定期間飲み続けることで効果を発揮します。

「飲む日焼け止め」の注意点

「飲む日焼け止め」は、たしかに高い抗酸化作用成分が含まれたサプリメントではありますが、紫外線を直接ブロックするものではありません。
あくまでも日焼けによる肌トラブルの予防や緩和として使用するアイテムです。
飲んでいるからと言って、他の紫外線対策の手を抜いてはいけません!

「飲む日焼け止め」正しい取り入れ方

「飲む日焼け止め」は単独で使うのではなく、塗る日焼け止めや日傘や帽子、サングラスなどと併用することが正しい取り入れ方です。
製品によって異なりますが、ほとんどが紫外線にあたる30分から1時間前に飲むことによって効果を発揮するため、事前に飲むことが必要になります。
また、長時間野外で過ごす場合は追加で飲む必要があったり、最低でも1ヶ月使用したほうが良いなど、用法にもポイントがあります。

いずれにしても、「飲む日焼け止め」を取り入れる場合は、身体に入れるものですから、製品の注意事項を守って正しく活用しましょう。

この記事を書いたのは
株式会社ピカイチ
コスメコンシェルジュ
飯野あゆみ
株式会社ピカイチ<br>コスメコンシェルジュ<br>飯野あゆみ

今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。

晩夏~初秋のスキンケアは、「夏の終わりの4点セ
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