紫外線とニキビの関係
紫外線対策は雨でも、曇りでも!
強い日差しがさんさんと降り注ぐ夏。
この時期は、特に意識して紫外線対策をされているかと思います。
しかし、雨や曇りの日には「ちょっとぐらい大丈夫かな?」と、ついつい対策をおろそかにしてしまうことはありませんか?
晴れの日の紫外線量を100とすると、実は曇りや雨でも50以上の紫外線量があると言われています。カンカン照りじゃないからと油断していると、気付いたときにはシミだらけ…なんてことも。
紫外線はニキビを悪化させ、さらにニキビ跡を残します。
ニキビ・ニキビ跡と紫外線の関係は?
では、なぜ紫外線がニキビやニキビ跡を悪化させてしまうのでしょうか?
ニキビはアクネ菌が繁殖して炎症を起こしている状態です。すでに炎症を起こしているお肌に紫外線が当たると、その炎症を増してしまうのです。
また、紫外線に当たると、お肌は自ら紫外線から守ろうとして、普段よりも角質層を厚くしようと働きます。そうなると、古い角質が蓄積し、毛穴の詰まりが起きてしまうのです。
「夏になると汗をかくからニキビができる」と思われがちですが、汗の始末をきちんとしていればニキビはできません。夏になるとできてしまうニキビは、紫外線によるお肌の炎症が原因の一つと考えられます。
そして、紫外線がニキビ跡を悪化させるのはなぜでしょう?
ニキビ跡は傷と同じ。傷ついてしまった部分を修復しようと活性酸素が集まっている状態です。この活性酸素は、紫外線にあたることによって増加してしまいます。
紫外線対策が十分にできていないと、赤いニキビ跡が茶色い色素沈着へと変化し、さらに炎症が広がり角質層の下まで及ぶと、凸凹やクレーターのニキビ跡として根深く残ることに…。
日焼け止めをこまめに塗る、日傘や帽子、ストールを活用する…小さな積み重ねが、ニキビやニキビ跡のその後を決めます。常に紫外線が降り注いでいることを忘れずに、万全の対策でお肌を守っていきましょう!