色素沈着(シミ)のニキビ跡を消す方法

ニキビができたあと、シミのように黒ずんでしまい、ニキビが悪化したのかと思う人も多いと思います。
実はそれもニキビ跡の一種、「色素沈着タイプのニキビ跡」で、さらにケアや予防をすることが可能なものです。
そこで、今回は色素沈着のニキビ跡のシミの原因を確認した上で、日々のケアや予防するために何をすれば良いのか、詳しくお話ししていきたいと思います。

色素沈着のニキビ跡の原因

では、はじめに色素沈着のニキビ跡の原因を見ていきましょう。
ニキビができ、炎症を起こしてしまうと、ターンオーバーが乱れ、肌のバリア機能が下がってしまいます。
そこに、弱った肌を守るために肌の内側ではメラニンが作り出されます。
健康な肌であれば、ターンオーバーの際にメラニンも出ていきますが、ニキビによる炎症が起きているとターンオーバーが乱れているため、メラニンが肌に残った状態になります。
そして残ったメラニンが色素沈着を起こしてしまい、色素沈着のニキビ跡へとなっていくのです。
したがって、色素沈着のニキビ跡は「ニキビの炎症から守るために生まれたメラニンが肌に残り、色素沈着を起こす」ことが原因と言えます。

色素沈着のニキビ跡の改善方法

では、色素沈着のニキビ跡の原因を確認したところで、色素沈着のニキビ跡はどう改善すれば良いのかをお話ししていきたいと思います。
先ほどもお話ししたように、色素沈着のニキビ跡は「肌を守るためにメラニンが出る 」、「ターンオーバーが乱れてメラニンが肌に残ることで色素沈着が起きる」という特徴が挙げられます。
そのため、いずれを起こさないためにも、日々ケアや予防を行なっていく必要があります。
そこで、今回は色素沈着のニキビを改善し、ケアや予防するための方法を5つ紹介していきたいと思います。

ターンオーバーを促進させる

まず1つ目はターンオーバーを促進させることです。
色素沈着のニキビ跡は、本来行われているはずの肌のターンオーバーが乱れていることで、メラニン色素が肌に残ってしまいます。
そのため、まずターンオーバーを促進させるようにケアを行なっていく必要があります。
中でも一番手軽に取り入れることができる、効果的な方法は日々のスキンケアで保湿を適度に行うことです。
保湿を行なっていくことで、肌に必要な水分量が補われ、ターンオーバーが促進され、適切な周期で行われやすくなるといった効果を得ることができます。
ターンオーバーを促し、保湿効果を与えてくれる美容成分としてはビタミンC誘導体やプラセンタ、アルブチンなどがあります。
日々適切な周期でターンオーバーが行われるよう、スキンケアで保湿を重ねていくためにも、保湿効果を意識したスキンケアを見直してみましょう。

美白ケアをする

美白ケアをする2つ目は美白ケアを行なっていくことです。
日々色素沈着を起こさないように美白ケアを重ね、予防をしていても、ニキビができてしまい、そこから炎症を起こし、メラニン色素が肌に残り、色素沈着を起こしてしまうこともあると思います。
しかし、そんなときにも美白ケアを行なっていくことで、先々色素沈着ができにくくなるよう予防をすることにつながります。
そのため、日々の美白ケアに加え、できたときも先々の予防として美白ケアを行うことが大切なポイントとなります。
そして、美白ケアはターンオーバーの時にもお話ししたように、スキンケアでうまく取り入れていくことがおすすめです。
メラニン生成を防ぎ、美白効果を与えてくれる美容成分としては、ビタミンC(ビタミンC誘導体含む)プラセンタやハイドロキノン、トラネキサム酸などがあります。
日々のスキンケアでターンオーバーを整えながら、美白ケアを進め、メラニンができにくくなる効果を得られるように、スキンケアをうまく利用することが大切です。

紫外線をカットする

3つ目は紫外線をカットすることです。
色素沈着のニキビ跡はニキビが炎症を起こし、ターンオーバーが乱れることによって色素沈着が起きてしまいますが、実はさらにその状態を悪化させてしまうものが紫外線です。
ニキビの炎症を起こしている部分はバリア機能が低下していることが多く、紫外線を浴びると、よりメラニンが作り出し、くすみがより濃くなります。
そのため、色素沈着のニキビ跡は紫外線をカットするために、日焼け止めを塗る対策は欠かさず行なって行きましょう。
日焼け止めは肌への刺激が強いものを使用してしまうと、炎症を起こしている部分が悪化するだけではなく、色素沈着を起こす可能性もあります。
したがって、紫外線対策を行うときは、低刺激の日焼け止めを取り入れていきましょう。

生活習慣を整える

4つ目は生活習慣を整えていくことです。
生活習慣が乱れてしまうと、ターンオーバーの乱れ、バリア機能の低下などニキビができやすくなるだけではなく、ニキビ跡としても残りやすい肌になってしまいます。
中でも、睡眠時間や食生活が乱れることが肌の不調を招く原因と言われているので、この2つをまず見直してみましょう。

睡眠時間

睡眠時間は体を休めるだけではなく、細胞の活動が活発になり、肌のターンオーバーが行われる時間でもあります。
そのため、睡眠時間を整えることは、肌のターンオーバーを促す近道といえます。
ターンオーバーが正常に行うためには、睡眠時間を最低6時間取るようにしましょう。
また、「ゴールデンタイム」と呼ばれる細胞の活動がもっとも活発になる22時から2時までの間に眠ることが望ましいです。
しかし、近年のライフスタイルの変化からなかなか22時に眠ることは難しい人も多いと思います。
そのため、基本的に6時間の睡眠を取れるように日付が変わる前後に眠れるように見直してみましょう。

食生活

食生活は、日々の健康に加え、肌を整えるために欠かせないものです。
中でも肌は食生活の影響が出やすい部分でもあるため、日々の食生活を見直すことも重要です。
主な栄養素や食材は下記の通りです。

栄養素名
(主な役割)
食材名
ビタミンA
(肌を丈夫にする)
ほうれん草、小松菜、かぼちゃ、チーズなどほか
ビタミンB6
(ターンオーバーをサポートする)
アジ、マグロ、豚もも肉などほか
ビタミンC
(肌に潤いを与える)
ブロッコリー、オレンジ、菜の花などほか
ビタミンE
(血行を良くして新陳代謝をあげる)
ごま、アーモンド、くるみなどほか
イソフラボン
(コラーゲンの生成を助ける)
豆乳、豆腐、納豆などほか
たんぱく質
(細胞の土台を作る)
豚肉、鶏肉、卵などほか

以上をうまく取り入れながら、三食バランスよく、栄養素を摂取できるように心がけけていきましょう。

皮膚科での治療

そして5つ目は皮膚科での治療です。
いずれの対策を取り入れ、日々ケアや予防を行なっていても、なかなか色素沈着のニキビ跡が改善されないことも考えられます。
そんなときは肌に関する専門医がいる皮膚科へと足を運び、治療を受けることも一つの手です。
皮膚科で専門医に診察を受けたあと、改善するための治療を受けていくことで、改善することができます。
今回はその中でも色素沈着のニキビ跡に効果的な治療法をご紹介します。

イオン導入

まずはイオン導入です。
イオン導入は微弱電流でビタミンCやプラセンタなどの水溶性の美容成分をイオン化し、肌の深い部分まで浸透させていくという治療法です。
治療法はクレンジングを行なったのち、ビタミンCやプラセンタなどの有効成分でできている薬液で顔を覆ったのち、微弱電流の流れるローラーを転がしながらイオン導入を行なっていきます。
終えたあともすぐに基礎化粧品やメイクができるので、気軽にできる治療法として挙げられます。
イオン導入を行なうと、日々のスキンケアで得られる30倍から100倍の効果を得ることができるため、色素沈着したニキビ跡に対しても効果的です。

ケミカルピーリング

次はケミカルピーリングです。
ケミカルピーリングはフルーツ酸などの酸を肌に塗り込み、古くなった角質などを取り除いていくことでターンオーバーを促していくという治療法です。
治療法はクレンジングを行なったのち、顔にピーリング剤(酸)を伸ばしたのち、ピーリング剤をていねいに落としてからクーリングといったように行なっていきます。
終えたあとはポイントメイクのみ行うことが可能です。
ケミカルピーリングを行なうと、ターンオーバーが促されるため、色素沈着したニキビ跡や肌が早くなくなりやすくなるので効果的である反面、刺激が強い治療法でもあるため、取り入れるには注意が必要です。

内服薬の服用

次は内服薬の服用です。
内服薬の服用は、抗生物質やビタミン剤などを内服し、体内から体質を改善していくという治療法です。
抗生物質にはミノマイシンやビブラマイシン、ロキシスロマイシンなど、いずれも抗菌作用や静菌作用があるもの、ビタミン剤はビタミンAやビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンEといったニキビに効果的なものが用いられます。
内服薬を服用していくことで、体内からじっくり色素沈着やニキビ跡などを改善していくことはできますが、ほかの治療法に比べて時間がかかるため、自身の肌状況やゆとりがあるときに取り入れると良いでしょう。

光線治療

最後は光線治療です。
光線治療はフォトフェイシャルとも呼ばれており、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる特殊な光をニキビ跡などの肌トラブルが起きている場所に直接照射していく治療法です。
治療法はクレンジングを行なったのち、ジェルを顔に塗布したのち、色素沈着した部分やニキビ跡に照射、クーリングをしたといった流れで行なっていきます。
一般的なレーザーでの治療に比べ、光線治療で使われている光は肌に優しいものであるため、終えたあともすぐに基礎化粧品やメイクまで可能です。
光線治療を行なうと、色素沈着したニキビ跡や炎症している部分をピンポイントで改善することができ効果的ですが、治療をしたあと、むくみや腫れが起き、時間経過しないと治らないと言う点は念頭に入れておくと良いでしょう。

色素沈着のニキビ跡の予防方法

色素沈着のニキビ跡の予防方法それでは最後に、色素沈着のニキビ跡の予防方法について確認していきましょう。
色素沈着のニキビ跡はできたのち、炎症が起きたことによって弱った状態の肌を守るためにメラニンが発生し、ターンオーバーで排出されず肌に色素が沈着してしまうことで起きてしまうものです。
そのため、まず挙げられる予防方法は、規則正しい生活を送ることで、ターンオーバーが乱れないようにすることです。
そこへさらに、肌を守るためにスキンケアで保湿や美白ケア、そして必要な栄養分を浸透させ、日焼け止めなどで肌をしっかり守っていきましょう。
日々予防を行なっていき、ニキビや色素沈着したニキビ跡にならないように未然に防いでいくことが大切です。

まとめ

今回は色素沈着したニキビ跡をテーマに、さまざまな視点からお話ししていきました。
色素沈着したニキビ跡はニキビ跡としては初期症状にあたるので、予防方法も取り入れやすいものが多くあります。
もし色素沈着したニキビ跡ができたときは、焦らずケアや予防をしっかり行なっていきましょう。

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