クレーター(凸凹)のニキビ跡を消す方法

ニキビ跡の中でもっとも深刻で悩みこんでしまうものが、凸凹した形状のクレータータイプのニキビ跡です。
パッと見たときに目立ってしまうニキビ跡であるため、メイクなどで隠すことも難しく、対処法がわからないという人も多いと思います。
クレーターをなくす、治療は難しいと思われがちですが、予防の手段はあります。
ここではそんなクレーターのニキビ跡の原因やタイプ、予防の方法についてお話していきたいと思います。

クレーター(凸凹)のニキビの原因

まずはじめに、クレーターのニキビ跡はなぜできてしまうのか、確認していきましょう。
人間の肌は表皮、真皮、脂肪層(皮下組織)の3つの層に分かれていき、肌が古くなると、ターンオーバーによって表皮へとなり、自然と剥がれていきます。
そしてニキビは毛穴に皮脂や古い角質などが入り込み、アクネ菌が炎症を起こすことで起きます。
そして、肌にできた軽度のニキビ(白ニキビや黒ニキビ)は、表皮へのダメージにとどまるため、ターンオーバーが起きると同時にニキビもなくなっていきますが、重度のニキビ(赤ニキビや黄色ニキビなど)の場合は真皮までダメージが及び、炎症を起こします。
そのため、炎症が治まった後も、肌にしこりのようなもの、そして陥没したクレーターがニキビ跡として残ってしまいます。
したがって、クレーターのニキビ跡の原因は、「ニキビのダメージが真皮まで及んだことによってできる」からと言えるのです。

さらに、できてしまったクレーターのニキビ跡は、シンプルなスキンケアで消すことがほぼできません。
仮に消そうとして洗顔などで強くこすったりしてしまうと、肌へさらなるダメージも与えかねません。
そのため、クレーターのニキビ跡ができてしまったときは、皮膚科に受診して適切な治療を受けることが望ましいでしょう。

大人になってからのニキビは治りにくい

さらに、クレーターのニキビ跡は思春期の子どもよりも、大人の方ができやすく、治りにくいという傾向が出ています。
その理由は、大人ニキビの種類が、炎症を起こしているものが多いことが挙げられます。
大人ニキビは赤ニキビや紫ニキビなど、悪化したものが多く、赤ニキビや紫ニキビなどの大人ニキビはさまざまな要因でできてしまいます。
さらに、大人は顔を無意識に触れてしまうことも多いため、うっかりつぶしてしまうとニキビ跡になりやすく、重症化しやすくなってしまいます。
そして、大人は肌のターンオーバーが乱れやすくなるため、悪化しても元に戻りにくくなり、クレーターのニキビ跡になりやすくなるため、大人になるとニキビが治ったとしても、クレーターのニキビ跡として残ってしまうのです。
そのため、クレーターのニキビ跡は思春期よりも大人の方がより注意をしなければいけません。

クレーター(凸凹)のニキビ跡のタイプ

では次に、クレーターのニキビ跡について見ていきましょう。
クレーターのニキビ跡は形状によって3つのタイプに分けられます。

アイスピック型

まずはアイスピック型です。
アイスピック型のサイズは直径が2mm以下と小さいものが多く、見た目が毛穴のように見えることが特徴です。
しかしアイスピック型は真皮部分や脂肪層まで達するほど深く傷ついており、アイスピックを刺したような鋭いクレーターでもあります。
そのため、皮膚の内部まで炎症が起きているため、通常のニキビ跡には残っている真皮層がアイスピック型のニキビ跡にはない状態です。
したがって、アイスピック型のニキビ跡の治療法は皮膚科に通院して行うものしかありません。

ローリング型

次はローリング型です。
ローリング型は直径が4mm以上のものとなっており、断面がゆるやかなカーブを描いているものが多いことが特徴です。
緩やかな丘のようになっており、平らな部分が少ない上に、広範囲にできやすいクレーターであるため、メイクなど隠す手段でカバーをすることがとても難しいタイプでもあります。
また、ローリング型はアイスピック型ほど炎症が深くはありませんが、真皮部分が筋膜に癒着した状態になっているため、治療をするときは癒着した部分を剥がすといった治療をおこなっていく必要があります。

ボックス型

3つ目はボックス型です。
ボックス型はサイズに関しては定義となるものはありませんが、肌の深さ浅いタイプと深いタイプとさらに分けられることが特徴です。
断面が平坦に陥没している状態になっているため、光が反射したときなどのタイミングでとてもタイプでもあります。
また、ボックス型はローリング型と合わさっていることも多いですが、ローリング型のように真皮部分が筋膜に癒着していないため、比較的治療しやすいタイプともいえます。

クレーター(凸凹)のニキビ跡の改善方法

それでは次にクレーターのニキビ跡の改善方法について見ていきましょう。
先ほど原因や種類でもお話ししたように、クレーターのニキビ跡は、重症化したニキビが皮膚の真皮部分まで炎症を起こしたことによってできてしまっているものです。
そのため、クレーターのニキビ跡に対しては、まずセルフケアでまずケアや予防を行なっていくことが大切です。
では、1つ1つ見ていきましょう。

クレーター改善効果のある化粧品を使う

クレーター改善効果のある化粧品を使うまず1つ目はクレーター改善効果のある化粧品を取り入れていくことです。
シンプルなスキンケアで消すことが難しいクレーター肌をケアするためには、普段使用している基礎化粧品の成分にもこだわることが大切です。
クレーターをケアする、すなわち真皮をサポートする効果や、成分の入った基礎化粧品を使用するようにしましょう。
真皮をサポートする成分の例として、生成する際に必要な酵素の働きを補助する役割を持つコラーゲンや、真皮のコラーゲンを増やす効果や、肌の角質を軟化させてターンオーバーを促す成分などが含まれているビタミンC誘導体などが配合されている化粧品を選ぶようにしましょう。

定期的なピーリング

2つ目は定期的なピーリングを行なっていくことです。
ピーリングとは、古くなった角質を肌から剥がすために、酸(主にリンゴ酸といった低刺激のフルーツ酸)を直接肌にのばし、角質を溶かしていく方法です。
ピーリングを行なっていくことで、積み重なった古い角質を取り除き、肌のくすみを改善し、よりターンオーバーを促すことができます。
最近では市販の洗顔料や化粧水などにもピーリング成分の含まれた商品が販売されているため、基礎化粧品とともに対策できるという意味では手軽な手段と言えます。
ただし、ピーリングは低刺激とは言え酸を使用しているため、肌に負担がかかってしまいます。
そのため、毎日使用はせず、週1回から2回使用、さらに肌の状況によって使用するか否かを判断していく必要があります。

睡眠の質を良くする

3つ目は睡眠の質を良くすることです。
上質な睡眠をとることは、成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバーを活発化させます。
しかし、不規則な生活リズムや、夜更かしなどをしてしまうことで睡眠の質が下がり、肌の再生頻度が下がってしまいます。
すると肌のターンオーバーが遅れてしまい、古い角質が肌に残ったままとなるため、ニキビができやすくなるだけではなく、クレーターのニキビ跡ができてしまう可能性が高まってしまいます。
したがって、肌のターンオーバーを保ち、ニキビができにくい肌にするためにも、良質な睡眠を取っていく必要があります。
日々日付が変わる前に入り、ゆっくり眠れるようにリラックスできる環境を作っていけるようにしましょう。

食生活を整える

食生活を整える4つ目は食生活を整えることです。
食生活もまた、肌を整えるためには見直すべきポイントです。
クレーターのニキビ跡をケアしていくためには、バランスの良い食生活にしていく必要があります。
スナック類やインスタント食品など脂肪分や糖分を多く取りすぎてしまうと、ニキビができやすくなってしまい、ニキビ跡にもなりやすくなってしまいます。
そのため、ビタミンCやB群、鉄分、たんぱく質などの栄養素をバランスを考えて摂るようにしていきましょう。
中でも、コラーゲンの生成を促すビタミンCはたんぱく質と同時に摂取することで効果をより発揮します。
目的に合致した栄養素だけでなく、バランス良く食事をとることを心がけましょう。

皮膚科での治療

最後は皮膚科での治療です。
今まで挙げたセルフケアでできる手段をいろいろ試してみても、クレーターのニキビ跡の改善が見られなかった場合は、皮膚科や美容外科に足を運ぶことも一つの手です。
皮膚科や美容外科にいくことで、専門医が診断し、自身の肌の状態がどのようになっているのか、もしくはどうしたらケアすることができるのかといったことなど、さまざまなことを相談することができます。

また、皮膚科や美容外科は以下の治療を行うこともできます。
どの治療になるのかは自身のクレーターのニキビ跡や肌の状態次第となりますが、いずれもセルフケアより効果のある治療法となります。

レーザー治療

まずはレーザー治療です。
炭酸ガスレーザーやエルビウムYAGレーザーを用いた治療法で、一定期間を設けながら5〜10回に分けて行われます。
一回の治療で肌が約10%から15%再生するとされており、クレーターのニキビ跡にも有効な治療法として挙げられます。
クレンジングで皮脂をしっかり落とした後に麻酔クリームを伸ばし、レーザーを照射、クーリングやイオン導入を行い、軟膏を伸ばすといった流れで施術が行われます。
ただし、肌への刺激も強い治療法であるため、施術後は赤みを帯びる、もしくは肌がざらついてしまうことが起きるので、その点は注意しましょう。

ケミカルピーリング

次はケミカルピーリングです。
ピーリング剤と呼ばれる薬剤を使用する治療法で、日本でもっとも馴染みのある治療法でもあります。
多くは低刺激のフルーツ酸を使用し、肌の角質層から表皮上層部を剥がしやすくし、肌のターンオーバーを正常化、促進させるため、クレーターのニキビ跡に有効な治療法と言えます。
クレンジングで皮脂をしっかり落とした後に肌の状態を確認し、その人に合ったピーリング剤の種類や濃度、塗布時間を調節してから塗布し、ピーリング剤の拭き取りをした後に行われます。
しかし肌への刺激も強い治療法であるため、施術後は赤みが出る、痛みやかゆみが出る、ピリピリ痛みを感じる、乾燥してしまうことがあることを念頭に入れておきましょう。

ダーマペン

次はダーマペンです。
ダーマペンは細かい針で肌に高密度の穴を開け、保湿成分を入れ込んでいく治療法です。
肌の深い部分まで成分を導入することが可能であるため、コラーゲンを増やしながら真皮にヒアルロン酸、成長因子が入り、肌を潤いやすくしていきます。
クレンジングで皮脂をしっかり落とした後に肌を確認した上で麻酔クリームを伸ばし、ダーマペンで肌に細かい穴を開けたのちに成長因子やパックを導入し、クーリングを行うといった流れで施術が行われます。
ただし、顔に微細な針を肌に直接刺して行うため、金属アレルギーをもっている人は施術できない、できたとしても肌に赤みが出ると言った炎症も起きてしまうので、そのことを念頭に入れた上で行なっていきましょう。

マイクロサージャリー

最後はマイクロサージャリーです。
マイクロサージャリーは顕微鏡を使用した施術で、一つ一つのニキビ跡に対して行うことができる治療法です。
ほかの治療法と異なる点は顕微鏡で見ながら、皮膚表面にある保護膜を傷つけずに行うことができることです。
そのため、肌を傷つけずにニキビ跡に対して毛穴にたまった角質や過剰な皮脂を除去、そしてヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分の導入を同時に行うことができます。
ただし、マイクロサージャリーは日本で施術できる皮膚科や美容外科が多くないため、どうしても行いたいときは慎重に探すようにしましょう。

クレーター(凸凹)のニキビ跡の予防方法

クレーター(凸凹)のニキビの予防方法では最後に、クレーターのニキビ跡の予防方法について見ていきましょう。
クレーターのニキビ跡の予防は、「ニキビを悪化させない」ということが重要ナポイントです。
ここまでお話ししてきたように、クレーターのニキビ跡は、ニキビが悪化してしまったことでできるものです。
ニキビは触れてしまうと雑菌が入ることに加え、つぶしてしまうと傷になってしまい、最終的にニキビ跡になりやすくなります。
そして、ニキビを予防するためにも、肌を清潔に保つとともに水分量を維持する、さらには睡眠や食事などの生活習慣を整えるなど行なっていくことで、クレーターのニキビ跡の予防をすることができます。
そうならないためにも、日々見直せるポイントを見直しながら、ニキビに触れないように、そしてつぶさないようにすることを徹底しましょう。

まとめ

今回はクレーターのニキビ跡について、さまざまな視点でお話ししていきました。
ニキビの炎症が肌の奥までできてしまうクレーターのニキビ跡は、スキンケアや生活習慣を見直すこと、もしくは皮膚科での治療といった手段で予防や減らしていくことができます。
クレーターのニキビ跡にならないよう、日々のニキビケアをしっかり行なっていきましょう。

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