2019.09.10

女性にニキビができる原因

鏡を見るたびにニキビが気になってしまう女性は多いのではないでしょうか。

ニキビができてしまう原因は毎日の習慣や生活環境が影響しており、特に女性は生理などで常にホルモンバランスが変化するため複雑なものになっています。

そこで今回は、女性のニキビができる原因やニキビをどのように予防すれば良いのか、今一度しっかり見直していきたいと思います。

女性のニキビができる原因とは

女性のニキビができる原因はさまざまですが、主に4点あります。いずれも生活習慣が深く関係して起きるものが多いことが特徴です。

ここからは女性のニキビができる原因について、見ていきたいと思います。

ホルモンバランスの乱れ

女性は生理の影響でホルモンバランスの変化が常に起こっています。その他にも、過度なストレスや良質な睡眠がとれていない、日々の疲れなどがホルモンバランスを崩す原因として挙げられます。

さまざまな要因によってホルモンバランスが乱れると、お肌のターンオーバーの乱れやバリア機能の低下が起こります。

どちらもニキビや肌トラブルの原因に繋がってしまいます。そのため、日々生活する上でニキビができる要因となるものが何なのか、探っていく必要があります。

外部環境からの影響

さまざまなものに触れる手はもちろん、メイクの時に使用しているブラシやパフ、洗顔で使用しているタオルなどには多くの雑菌がついています。いずれも清潔な状態に保っていない状態でお肌に触れてしまうと、雑菌がお肌に付着し、お肌トラブルの原因になります。

また、顔に髪が触れてしまうことでも、雑菌が付着し、お肌の刺激となってしまいます。

そのため、外部環境によってさまざまなものがお肌に触れることで、雑菌が付着したり、お肌への刺激となったりしてしまいます。こうした刺激でニキビができてしまうこともあるので、「外部環境からの影響」にも注意が必要です。

食生活の乱れ

脂分、糖分を日頃から多く摂取している人は、皮脂の分泌量が増えニキビができやすいお肌の状態になってしまいます。

また、カロリーを抑える無理なダイエットもお肌を作るために必要な栄養が十分に摂れなくなってしまい、お肌はニキビができやすい状態になってしまいます。

したがって、ニキビができてしまう原因には「食生活の乱れ」も大きく関係していると念頭に入れておきましょう。

誤ったスキンケア

4つ目は「誤ったスキンケア」です。ニキビの原因は皮脂によるものと思うことから、皮脂を取り除くために洗顔に敏感になり、ゴシゴシと洗ったり、日に何度も洗ってしまったりしてしまうのではないでしょうか。

しかし、こうした行為が皮脂を取り過ぎてしまうことで、本来必要である皮脂までも取り除き、お肌のバリア機能を低下させてしまいます。そのうえ、バリア機能の低下はお肌を乾燥させてしまい、それが原因でさらに皮脂分泌を促進し、結果としてニキビができやすいお肌へとなってしまいます。

また、お肌本来の力を引き出すために、スキンケアはしないという考え方もありますが、お肌に足りないものは補わっていくことが必要です。お肌に必要なものを補わず、そのままにしておくと、お肌の乾燥が進んでしまったり、敏感な状態に傾いたりとお肌トラブルに見舞われ、最終的にニキビができる原因となってしまう可能性も出てきます。

そのため、ニキビができたときはスキンケアを見直すことも考えてみましょう。

以上が女性のニキビができやすい原因です。いずれも日々過ごしている中で起きてしまうものであることがお分りいただけたと思います。

では、以上を踏まえた上で女性がニキビを予防するにはどのような方法があるのか、ご紹介して行きたいと思います。

女性がニキビを予防する方法

女性がニキビを予防する方法は大きく4つ挙げられます。
いずれも原因を踏まえた予防方法なので、心当たりがあるときは取り入れていくようにしましょう。

ストレスを解消できる環境にする

日々家事や仕事、さらには育児など、オンオフ問わず忙しい毎日を過ごしていると、ストレスが蓄積し、ニキビができやすいお肌となってしまいます。ニキビができやすいお肌にしないためにも、日々さまざまな形でストレスをためないようにすることが大切です。

入浴時間などにリラックスできる香りを取り入れる、もしくは自身の好きなことをするなど、自分自身に合うリラックス方法を上手に取り入れていきましょう。

そうはいってもストレスはどうしたら解消できるのでしょうか?

簡単にストレスを解消するための方法をひとつ。青空を眺めるだけでも疲労をやわらげる効果があるそうです。また、青色は神経を落ち着かせる色でもあります。晴れた日に空を見上げるこの方法ならどこでもできますね。試してみてはいかがでしょうか。

良質な睡眠をとる

毎日残業などが重なる、夜更かしをする、眠りが浅いなど、睡眠時間が不規則になってしまうと、肌細胞を活性化させる成長ホルモンの分泌が低下してしまい、その結果、お肌のターンオーバーが乱れてしまい、ニキビができやすくなってしまいます。

そのため、体内で新しいお肌が作られるように、十分な睡眠と質の良い睡眠をとっていくように心がけましょう。

少し前は、22時から2時までの肌のゴールデンタイムと呼ばれる時間に眠るのが良いとされていましたが、ゴールデンタイムではなく、深い睡眠をとることが大事ですので、少々時間がずれてしまっても問題ありません。時間ではなく、睡眠の質こそ大事なのです。寝入りばな90分ほどに訪れるノンレム睡眠がいかに深く眠れているかが重要です。

といっても、睡眠時間があまり短いとお肌にとってもよくありません。そして、毎日違う時間に寝ることは、生活のリズム崩してしまいがちです。したがって、同じような時間にベッドに入り、6時間から8時間の睡眠をとるように心がけ、睡眠の質に目を向けてみましょう。

特に睡眠時間はたっぷりとれているのに、日中、常に眠いと感じているならば、睡眠の質について見直していきましょう。

食生活の改善する

食生活の改善もまた、ニキビを予防するために大切なこととして挙げられます。

先ほどお話ししたように、脂分や糖分を多く摂取しすぎてしまうと、ニキビができやすいお肌になってしまいます。そのため、脂分や糖分が多い菓子類やインスタント食品、スナック菓子などを控えるようにすることが大切です。

ニキビを予防するためには、ビタミンB2やB6、ビタミンEなどが含まれる食材などをしっかりとることでニキビのできにくい健康なお肌作り、新しいお肌を作り出す材料であるタンパク質もしっかり摂るように心がけていきましょう。

そして、ダイエットなどを行うときも、急激なダイエットを行うのではなく、バランスよく3食を摂りながら健康なお肌を損なうことなく、ダイエットを行うようにしましょう。

正しいスキンケアを取り入れる

先ほどお話ししたように、皮脂を取り過ぎるスキンケアを行なってしまうと、お肌が乾燥してしまい、結果としてよりニキビができやすいお肌となってしまいます。そのため、ニキビ対策を行うときは、優しく丁寧な洗顔と、保湿を重視したスキンケアを行うようにしていきましょう。

洗顔やクレンジングは、必要な皮脂を取り除かないようなアイテムを選び、正しい方法でスキンケアを行うことが大切です。

正しい洗顔とは、洗顔回数は朝晩の2回とし、手で洗うのではなく泡だけで優しく洗います。すすぐときの水温はぬるま湯にし、すすぎ残しがないように十分に洗い流します。そして、洗顔後使う基礎化粧品は、自分の肌質に合ったものを選びましょう。

女性の場合は、お肌が乾燥することでニキビができてしまうことが多いことから、保湿タイプの基礎化粧品を取り入れ、水分量と油分量のバランスを整えるように心がけていくと良いでしょう。

特に生理中のスキンケアは、注意が必要です。お肌自体が大変デリケートな状態になっているため、もっとも肌トラブルが多い時期です。ニキビや吹き出物などの肌荒れが起きやすい不安定なお肌状態ですので、特に優しくお肌を扱うようにしましょう。この時期に新しいスキンケア用品やメイク用品を使うことは避け、お肌が落ち着いた状態になるまでガマンしましょう。

以上が女性のニキビ予防の方法です。
ニキビの症状が軽いときはセルフケアで予防することができますが、赤ニキビの炎症が悪化した状態に進んでしまうと、セルフケアが難しくなってしまいます。もしニキビが悪化してしまった場合は皮膚科で診察を受けることも検討していきましょう。

まとめ

今回は女性のニキビができる原因や、ニキビをどのように予防すれば良いのかについてお送りしました。

ニキビを予防するためには、何が原因でニキビができているのか、そしてどのニキビ予防方法を取り入れていけばいいのかを見抜くことが大切です。自身にあう予防方法やスキンケアを取り入れられるように、まず自身のお肌の状況を見直してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたのは
株式会社ピカイチ コスメコンシェルジュ
飯野あゆみ
株式会社ピカイチ コスメコンシェルジュ<br>飯野あゆみ

今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。

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