厳しい寒さは残るものの、暦の上では春を迎えました。
とはいってもまだまだ寒い日は続きます。
この寒さにより、お肌はダメージを受け、
１年のうちで最も角質層のバリア機能が弱くなる時です。

また、冷えにより血流が滞ってお肌のターンオーバーも不調になりがち。
さらに、これからの時期は花粉の飛散が始まり、この時期のお肌は、とにかく敏感な状態です。

バリア機能とは

お肌の健康に欠かせないバリア機能。
こんな時のお肌がどうなっているのか実際に見てみましょう。

この図のように、お肌の水分は蒸散し、ちりやほこり、汗やカビ、ストレスなど外部刺激はダイレクトにお肌に影響を及ぼします。
そのため、いつも以上に保湿をしなければなりません。

バリア機能を 回復させるためには

まず洗顔の仕方がとても重要になります。
保湿成分が配合された、皮脂を取りすぎないアイテムを使い、
ゴシゴシ洗うのではなく、たっぷりの泡で優しく包み込むように洗います。
洗顔後は、お肌に十分にうるおいを届けられる保湿力の高いアイテムを選びます。
化粧水で水分を与えた後は、クリームや乳液で油分を与え、しっかりフタをし、バリア機能を補います。

このようなケアをしながらお肌のバリア機能を回復させ、正常な状態に戻すことがとても大切です。
日々の生活の中にも気を付けたい注意点がいくつかあります。ケアの効果を半減させないように注意しましょう。

●かゆくてもかかない
（角層が剥がれ落ち、ますますバリア機能が低下してしまいます）
●適度な加湿
（エアコンの使用で空気が乾燥していませんか？）
●生活習慣の見直し（十分な睡眠をとってお肌のターンオーバーを促進しましょう）
●食生活を意識する
（レバーや豚肉などのビタミンB₂、B₆を含む食材を積極的に摂る）

バリア機能を強化させるには、水分と油分のバランスが整って状態をキープすることが効果的です。
毎日のスキンキアでしっかりと行ってきましょう。