背中にぶつぶつ…。ぽろぽろ取れるコレってニキビ?吹き出物?

背中にできた小さなぶつぶつ。「痛くはないけれど、触るとザラザラ」「気づいたらぽろぽろ取れていた」など、気になるけれど正体がわからず困っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな背中のぶつぶつに悩む方へ向けて、それがニキビなのか吹き出物なのか、そして正しいケア方法は何かをわかりやすくご紹介します。自分の肌と向き合いながら、健やかな背中を目指しましょう。
背中のぶつぶつ、気になっていませんか?
お風呂上がりにふと鏡を見たら、背中にぽつぽつとしたぶつぶつが…。見た目には気づきにくい背中だからこそ、「これはニキビなの?それとも吹き出物?」「放っておいても大丈夫?」と不安に感じてしまいますよね。特に暖かくなって肌を露出する機会が増える季節には、背中の状態が気になって、おしゃれを思い切り楽しめないという声もよく聞きます。
背中は皮脂腺が多く、汗をかきやすい部位でもあるため、ニキビをはじめとした肌トラブルが起こりやすい部位です。きれいを保つのが難しい背中も、正しい知識を身に付けてケアを行えばトラブル知らずのつるすべ肌も夢ではありません。
ニキビと吹き出物の違いとは
実は、私たちが「ニキビ」と「吹き出物」と呼んでいるものは、医学的にはどちらも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる同じ皮膚疾患です。違いがあるとすれば、それは主に使われる年代や場面によるもの。一般的には、10代の思春期にできるものを「ニキビ」、20代以降の大人にできるものを「吹き出物」と呼びます。
どちらも毛穴に皮脂や汚れが詰まることによって起こり、原因やケア方法にも共通点が多くあります。つまり、年齢に関係なく、皮膚の状態や生活習慣によって誰にでもできる可能性があるということです。
「ニキビか吹き出物か」より、大切なのは正しいケア
背中のぶつぶつが「ニキビ」なのか「吹き出物」なのかよりも、はるかに重要なのは正しい知識に基づいた適切なケアを行うことです。
呼び方が違っても根本的なメカニズムは同じなので、効果的なケア方法も共通しています。
まず大切なのは、背中を清潔に保つこと。皮脂や汗、古い角質などの汚れをしっかりと除去すれば、毛穴詰まりを防ぎニキビの原因菌の繁殖を抑えられます。ただし、ゴシゴシと強く洗うのは肌を傷つけて炎症を悪化させる可能性があるため、優しく丁寧に洗うことが重要です。
同時に、適度な保湿も欠かせません。「ニキビがあるのに保湿?」と疑問に思われるかもしれませんが、肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌を招き、かえってニキビを悪化させることがあります。