2023.03.16

『塗る』以上に『落とす』が大切?お肌にやさしい日焼け止めの落とし方

暖かい春の陽気に、ウキウキと足取りも軽くなりますね。
お出かけ日和が続いて、「このままどこかへドライブしたいな~」なんて考えながら毎朝出勤しています(笑)。

さて、気温の上昇とともに紫外線量もどんどん増えています。
紫外線対策は万全ですか?「もちろんバッチリですよ!」という方も、『塗る』はOKでも『落とす』はどうでしょう?

お肌を守るための日焼け止めですが、実は『塗る』ことと同じだけ、『落とす』ことが大切です。
日焼け止めをしっかり落とせないことで起きるお肌への影響、落とし方を解説していきます。

日焼け止めがお肌に残るとどうなる?

日焼け止めがお肌に残っていると、毛穴の詰まりからニキビや肌荒れ、お肌の炎症の原因となります。
さらに、化粧水やクリームなどのスキンケア成分がお肌に浸透していきません。
そうなるとお肌のターンオーバーが乱れ、結果としてお肌に悪いサイクルを作ってしまうのです。

SPFやPA値と「落ちにくさ」は関係ある?

日焼け止めの強さを表すSPFやPA値。
その値が大きければ大きいほど、お肌への密着度が高くなります。
つまり、SPFやPA値が大きいものは、より落としにくく、落とす力の強いクレンジングを使う必要があると考えましょう。

日焼け止めもクレンジングも、どうしてもお肌の負担になりやすいので、日常的に使う日焼け止めはSPF30・PA++を目安にすることがオススメです。

「洗顔で落ちる」日焼け止めは、本当に洗顔だけでOK?

日焼け止めの中でも、「洗顔で落ちる(クレンジング不要)」と書いてあるものがあります。
本当に洗顔だけでOKなの?と思う方も少なくないでしょう。

基本的には、「洗顔で落ちる」と表記のあるものは、洗顔のみでOKです。
(もちろん、メイクをした場合は クレンジングは必須!)
クレンジングもお肌の負担になるため、必要なとき以外は使用しない方が良いでしょう。

もしお肌が荒れて敏感になっているときは、洗顔で落ちる日焼け止めがオススメです。

日焼け止めをやさしく落とす洗顔法

お顔もボディも、ゴシゴシ擦らずやさしくマッサージするように落としましょう。
その後、なで洗いするようにし、洗い残しのないようにすすいでください。
小鼻や髪の生え際、顎など細かいパーツは特に洗い残しやすいため、注意が必要です。
必要以上に時間をかけるとお肌の乾燥が進むため、ていねいに落としつつ、手早く済ませるように心がけましょう。

日焼け止めの強さごとに、クレンジングを選ぶことも大切です。
「専用クレンジング使用」と書いてある日焼け止めは、オイルクレンジングで落とします。
それ以外は、お肌に負担の少ないジェルやクリームタイプがオススメです。

【クレンジングの洗浄力の強さと選び方】
オイル>ジェル(油系)>クリーム>ジェル(水系)>ミルク

  • SPF30~50+ PA++++→オイル
  • SPF20~30 PA++前後→クリームやジェル
  • SPF10~20 PA+~++→ミルク
この記事を書いたのは
株式会社ピカイチ
コスメコンシェルジュ
飯野あゆみ
株式会社ピカイチ<br>コスメコンシェルジュ<br>飯野あゆみ

今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。

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