2023.04.11

よく寝る人はお肌がキレイ?睡眠と美肌の関係って?

新年度がはじまって、あわただしい日々を過ごしている方も多くいらっしゃるかと思います。
心身ともに疲れが出やすい頃でもあるので、意識的に休息をとっていきましょうね。

休息と言えば、やはり睡眠。
良質な睡眠が足りていないと、身体はもちろん、精神的にも安定しません。
この時期に多くなる「春うつ」・「5月病」と言われる心身不調も、まずは睡眠を整えることが大切です。

睡眠は、お肌の状態にも大きく関係しています。
スキンケアを日々がんばっていても、食事に気を付けてみても、なぜかお肌のコンディションがイマイチ…という方は、睡眠を見直してみましょう。
あまり眠れていないと感じている方はもちろん、自分では充分に睡眠時間が取れている、と思っている方も、実は質が悪いために身体は休まっていない…ということが多くあります。

今回は、そんな奥深い『睡眠』と『美肌』の関係を解説していきます!

寝ているとき、お肌では何が起きている?

睡眠中、体内では代謝を促進する「成長ホルモン」が分泌されています。
この成長ホルモンが、ダメージを受けたお肌の修復再生を促してくれる、美肌に欠かせないものなのです。

しかし、成長ホルモンは小児期に多く、思春期にピークを迎え、その後は年齢とともに低下、成人後はピーク時の半分以下になってしまいます。
子供のときの少しの傷はすぐに治ったのに、大人になると治りが遅く傷跡が残ってしまうのは、この成長ホルモンが関係しているのです。

「良質な睡眠」と「質の悪い睡眠」の違いは?

睡眠は、ただ時間を多く取れば良いわけではありません。
長く寝ても、疲れが取れるどころか余計ダルくなった…という経験はありませんか?
睡眠時間の確保は大切ですが、それよりも質の良い睡眠を取れるように意識していきましょう。

質の良い睡眠:寝つきが良い。ぐっすり眠った感じがする。すっきり目が覚める。
質の悪い睡眠:なかなか眠れない。眠った感じがしない。疲労感が残っている。

良質な睡眠にするには?

睡眠は、脳の状態からレム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。
レム睡眠は、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われている状態。
一方、ノンレム睡眠は脳も身体も休息している深い眠りの状態です。

私たちの睡眠はノンレム睡眠から始まり、入眠時の最初のノンレム睡眠に最も「成長ホルモン」が分泌されています。
つまり、いかに最初のノンレム睡眠にスムーズに深く入っていけるか、という点がとても大切なのです!

今日からすぐに実践できる方法として、寝る前の過ごし方に気を付けてみましょう。

◯オススメ入浴方法
・寝る90分前ほどに入浴する
・お湯の温度はぬるめの38℃~40℃
・お風呂に浸かる時間15分~20分

◯入浴後は、リラックスして過ごす
・カフェインや アルコール、煙草を控える
└白湯やカモミールティなどがオススメ
・パソコンや スマホは見ない
└室内の明かりを落とし、リラックスできる音楽を聞く、アロマキャンドル灯すなど

この記事を書いたのは
株式会社ピカイチ
コスメコンシェルジュ
飯野あゆみ
株式会社ピカイチ<br>コスメコンシェルジュ<br>飯野あゆみ

今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。

梅雨どきはお肌がゴワゴワ?ふっくら柔らか素肌で
『塗る』以上に『落とす』が大切?お肌にやさしい