街路樹がいつの間にか色づいてきました。短い季節ですが、情緒ある秋の風景を楽しみたいですね。

さて、秋は一年の中で最も“ゆらぎ肌”になりやすい季節と言われます。
ゆらぎ肌とは、『一時的に敏感になりやすいお肌』として使われることが多い言葉。普段はそうでもないけれど、季節の変わり目などに一時的にお肌が敏感に傾いた状態を指します。

ゆらぎ肌になると、お肌はムズムズ、ピリピリとし、無意識に触ってしまうことで悪化させてしまうことも多いようです。
そうなると、ムズムズ・ピリピリからチクチク・ブツブツ・ザラザラと、かぶれのような状態になってしまい、スキンケアではどうにも対処できなくなることもあります。
そこで今回は、秋のゆらぎ肌を徹底解説！原因を理解して、ゆらぎ肌になる前にしっかりケアしていきましょう。

秋のゆらぎ肌の原因は3つ

秋のゆらぎ肌の原因は、大きく3つあります。

① 気温と湿度の変化
気温と湿度の変化は、正常な角層形成やNMF（天然保湿因子）の減少の原因になる、ということがわかっています。
つまり、寒暖差の激しい季節の変わり目は角層のバリア機能が低下しやすく、お肌がゆらぎやすい状態になるのです。

② 皮脂分泌の低下
秋から冬にかけては、特に皮脂の分泌が少なくなる時期です。
そのためお肌の乾燥が進み、守る力も弱くなってきます。

③ 秋こそ増えるアレルギー
ブタクサやヨモギなどの草アレルギーに加え、ダニによるアレルギーも秋に多発します。
夏の間にしまっておいた冬布団にダニが繁殖し、ダニから出たフンやダニの死骸がアレルギーの原因となるのです。

ゆらぎ肌のスキンケア

ゆらぎ肌になると、普段使っているアイテムがしみたり、合わないと感じることもあるでしょう。
そんなときは、まず洗顔やクレンジングを見直し、保湿ケアを丁寧に行ってください。

また、この時期に刺激の強いピーリングや、今まで使用したことのない化粧品を使うのはおすすめできません。
赤みやかゆみが強く出ている場合は、迷わずすぐに皮膚科を受診しましょう。

＜ゆらぎ肌のスキンケア法＞
□洗顔料、クレンジングを見直す（敏感肌用を使うのもGOOD）
□刺激を避ける（こすらない！）
□優しく丁寧に保湿する（コットンはNG）
□紫外線対策（秋も忘れずに！）
□ひどい時は迷わず皮膚科へ

内側からのケアも

季節の変わり目の外的環境だけでなく、不規則な生活やストレスなども影響してゆらぎ肌を引き起こすことがあります。
食事や睡眠に少し気を使う、ストレスは程よく発散する…などなど、内側からのケアも意識してみてくださいね。