2022.09.07

知ってるようで知らない『くすみ』!タイプ別の原因と対策法

長かった今年の夏もやっと終わりを告げて、めっきり秋めいてきましたね。
この時期になると、「なんだか顔色がパッとしない」、「透明感がないような…」といった、いわゆる『くすみ』のお悩みが増えてきます。
『くすみ』とひとことで言っても、その種類や原因にはさまざまなタイプがあり、対策も異なります。

今回はそんな『くすみ』を徹底的に解説!
自分はどのタイプなのか?と、一緒に考えながら読んでみてくださいね。

乾燥タイプ

潤いのあるお肌は、キメが整い肌表面に均等に光が反射し、美しく見えます。
しかし、乾燥したお肌はキメが乱れている状態。肌表面も細かな凹凸があり、それが影となることで、全体的に暗くどんよりとした印象を生みます。
お肌の水分を抱え込む力そのものが低下している状態なので、しっかりとした保湿ケアが重要になります。

<対策>
朝晩のスキンケアは丁寧な保湿を重視して。
化粧水、クリームの使用量が少なくないか、改めて見直してみましょう。

メラニンタイプ

シミと同様のメカニズムでできるくすみ。
紫外線や摩擦により、過剰に生成されたメラニンがお肌全体に蓄積し、日焼けをしたときのように茶色っぽくくすんで見えます。
通常はターンオーバーによって自然と排出されるはずが、過剰なメラニンの産生やターンオーバーの乱れによってメラニンが残り、くすみとなるのです。

<対策>
日々の紫外線対策は怠らず、洗顔やクレンジングの際にゴシゴシと摩擦をかけないように気をつけて。
また、美顔ローラーなどの摩擦でもメラニンが活性化するので注意が必要です。

糖化タイプ

老化現象のひとつであるお肌の糖化。
これは糖質を摂取しすぎることなどから余分な糖がタンパク質と結びつき、AGEsという物質を生成してしまうことでお肌に黄ぐすみが出てしまう現象です。
紫外線や喫煙などによる活性酸素の増加によっても糖化は進行します。

<対策>
白米、麺類、砂糖などの糖質を過剰に摂りすぎないように心がけましょう。
また、お肌のためには禁煙をおすすめします。

角質肥厚タイプ

ターンオーバーの乱れによってお肌の表面に古い角質が溜まると、皮膚が厚く硬くなる「角質肥厚」が起こります。
お肌の透明感が損なわれ、ごわつきやくすみの原因に。
まずはターンオーバーを正常化させることと、正しいスキンケアで角質を溜めないことが大切です。

<対策>
お肌に過度な力が加わってないか、また、洗浄力の強い洗顔料を使ってないかなど、洗顔からスキンケアやその方法を見直しましょう。また、質の良い睡眠をとるためにも、寝る前のスマホの使用に注意して。

血行不良タイプ

血行不良になるとお肌の赤みが失われ、暗い印象に。
また血流が滞るとお肌に充分な栄養が行き届かず、老廃物がたまって顔全体がくすみで見えてしまいます。
日常的に軽い運動やストレッチを習慣づけることが大切です。

<対策>
一駅歩く、階段を使うなど、生活の中でできる軽い運動を意識して取り入れて。また、入浴はシャワーではなく湯船に浸かり、血行を促進させましょう。

この記事を書いたのは
株式会社ピカイチ
コスメコンシェルジュ
飯野あゆみ
株式会社ピカイチ<br>コスメコンシェルジュ<br>飯野あゆみ

今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。

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