2022.04.12

今年は何を選んでどう使う?日焼け止め大解剖スペシャル【後編】

3月頃から右肩上がり、5月は真夏並みと言われる紫外線量。紫外線はシミやシワ、あらゆる肌トラブルの原因になります。
そんな紫外線の対策には、日焼け止めが欠かせません。自分のお肌や生活スタイルに合った日焼け止めを正しく選べるよう、「日焼け止め大解剖スペシャル」と銘打ち、2号に渡って徹底解説しています。

前編の先月では、日焼け止めの基本となるSPFやPA、紫外線カット剤を説明しましたね。
SPFとPAはそれぞれ紫外線A・B波を防止する数値ですが、必要以上に高い数値はお肌の負担に。
さらに紫外線カット剤には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があり、紫外線散乱剤を使った日焼け止めは「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」と呼ばれ、敏感肌の方にオススメです。

さて、いよいよ今月は、日焼け止めの種類と選び方を具体的にご紹介していきます!
いつ、どんなシーンで使うのか考えて使い分けると、よりお肌にやさしく日焼け止めの効果を充分に発揮することができるでしょう。

日焼け止めの種類

・乳液タイプ
一般的な日焼け止めの定番。SPFが低いものから高いものまで幅広い。
汗に強いアウトドア向けのウォータープルーフはSPFが高く、耐水性も優れている。

・ローションタイプ
落としやすくお肌にやさしいので、短時間だけ使用したいときに便利。
紫外線カット剤をあまり配合できないため、SPFが低い製品が多い。

・ジェルタイプ
さっぱりした使用感が特徴。顔だけでなく、体にすばやくのばしやすく、ベタつきにくい。

・クリームタイプ
保湿力が高くフィットしやすいのが特徴。お肌が乾燥する季節にも重宝する。

・スティックタイプ
リップクリームのように固形上のバーになっているのが特徴。手を汚さずに使えるため、塗り直しに便利。

・パウダータイプ
粉状で、軽いつけ心地が特徴。
メイクの上からでも重ねやすく、余分な皮脂を吸着してメイク崩れも防ぎ、お肌を美しく見せる。

・スプレータイプ
手を汚すことなく全身につけられるのが特徴。
手が届きにくい背中や足にも使用しやすく、髪にも使えるものもある。

・ミストタイプ
手を汚さずにつけられるのはスプレータイプと同じだが、ミストタイプはガスを含んでいないためお肌に優しくなっている。

シーン別の選び方

・日常生活(SPF10~20 PA+~++)
サラッと手軽に使えてお肌に負担が少ないジェルやローションタイプが便利。

・屋外での軽いスポーツやレジャー(SPF20~30 PA++前後)
しっかり保護できる乳液やクリームタイプが安心。塗り直しにはスティックタイプを。

・海や山でのスポーツやレジャー:SPF30~50+ PA++++
しっかり保護できる乳液やクリームタイプが安心。スプレータイプで髪の保護も。

この記事を書いたのは
株式会社ピカイチ
コスメコンシェルジュ
飯野あゆみ
株式会社ピカイチ<br>コスメコンシェルジュ<br>飯野あゆみ

今まで1000名以上のお客様にアドバイスしてきた実績をもとに、多くのスキンケア商品を企画・開発。美容部員、エステティシャン、スポーツインストラクターなどの経験をもつ、お客様の美容と健康に向き合うスペシャリスト。趣味は空手、スノーボード、釣り、読書。

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