背中ニキビのケアと治す方法とは?

ニキビは顔だけにできるものではなく、実は背中にもできてしまうことがあります。
顔のニキビと違ってなかなか目にすることがないため気づきにくいですが、夏などの露出の多くなる時期には特に気になってしまいますよね。
背中ニキビはどのような理由でできてしまうのでしょうか。また、ケアや治療の方法とは?
ここでは、背中ニキビの原因やケア、治す方法などについて詳しくお話ししていきます。

背中ニキビの種類と原因

真菌(カビ)

どうにも長引いてしまう背中ニキビがある場合、もしかするとそれはニキビではないかもしれません。
実は背中ニキビと似た症状で「マラセチア毛包炎」というものがあります。これは「マラセチア菌」という真菌(カビ)が原因で起こり、細菌感染であるニキビとは別物なのです。
このマラセチア毛包炎はニキビと比べて痛みや痒みが起こりにくく、気づかれにくいことも特徴です。また、市販のニキビ薬では治らないため、必ず皮膚科へ受診する必要があります。
>>カビが原因の背中ニキビの具体的な情報はこちら

皮脂の過剰分泌

背中はもともと皮脂の分泌の多い箇所であり、その背中の皮脂の分泌が過剰になることで毛穴が詰まり、ニキビができてしまいます。
ストレスや睡眠不足などの要因から、皮脂腺を刺激する男性ホルモンの分泌が増加し、皮脂の過剰分泌が起きてくるようです。

背中の洗い残し

お風呂に入る際に背中の洗い流しが十分でないと、皮脂や古い角質が毛穴に詰まってしまう原因になります。背中は手が届きづらく、洗いにくい箇所であるため、洗い残しが起こりやすいということもあります。
また、シャンプーやボディーソープが完全に洗い流しきれずに残ってしまっている場合にも、毛穴が詰まってしまうことがあります。

一般的なニキビと背中ニキビの違い

一般的なニキビと背中ニキビの違い前提として、背中ニキビは厳密に言うとニキビとは違うものであることが多いです。
背中ニキビの多くは「毛包炎」と呼ばれる皮膚病の一種で、黄色ブドウ球菌などの細菌が原因で起こる場合のほか、「マラセチア菌」という真菌(カビ)が原因で起こる「マラセチア毛包炎」や、白血球の一種である「好酸球」と関係して起こる「好酸球性膿疱性毛包炎」などといったものがあります。
「毛包」とは毛穴の奥の皮膚組織の層のことをいい、ここに細菌や真菌が入り込んで繁殖し、炎症を起こすことで毛包炎が起きます。炎症が始まったばかりの赤いブツブツした状態を「丘疹」といい、それが化膿することで「膿疱」となります。
しかしながら普通のニキビが背中などにできる場合もあり、背中ニキビというとニキビと毛包炎を混同してしまっていることも多いのです。

背中ニキビの治し方

方法1:スキンケア

背中ニキビを治す方法として、スキンケアは欠かせません。特にお風呂に入る際などには正しいスキンケアをするようにしましょう。
汚れを落とすために背中をゴシゴシと強く洗ってしまう人がいますが、そのように強い刺激を与えてしまっては肌のバリア機能を低下させてしまう恐れがあります。また、ニキビができている場合にはより炎症を悪化させてしまうこともあるのです。
ゴシゴシと擦ることなく角質を落とすためには、ピーリング作用のあるボディーソープなどを使用することがおすすめです。肌表面の古い角質を溶かし、ターンオーバーを促進させるることができます。
背中のピーリング後は乾燥しやすいため、保湿も行いましょう。

方法2:薬や漢方を用いる

薬や漢方を用いてニキビを治す方法もあります。
背中ニキビに効果のある薬には、毛穴のつまりを解消するものや、肌表面を軟化させて汚れを吸い出すもの、炎症を緩和するものなど様々な種類があります。
状況によって医師などとも相談しながら使用していくと、効果を望むことができます。
また漢方にも、炎症を緩和するもの、血行を良くするもの、ホルモンバランスを整えるものなどがあります。しかし漢方の場合は効果が出るまでに時間がかかる上、それだけでニキビを治すのは難しいため、あくまで補助的な治療として考えることをおすすめします。

方法3:エステ

背中ニキビの改善効果がある、イオン導入など行うことのできるエステもあります。
しかし医療機関ではないエステという場所では、ニキビに効果のある薬剤の使用は不可能です。そのため、エステでの背中ニキビの改善にはそれなりの時間がかかることも覚えておきましょう。

方法4:生活習慣の改善

ホルモンバランスの乱れは背中ニキビの原因となります。
不規則な睡眠や不摂生な食生活などは、ホルモンバランスを整える上でまずはじめに改めるべきところです。健康な肌の状態を作るため、規則正しい睡眠と栄養バランスの整った食事を心がけましょう。
特にビタミンや食物繊維の摂取は非常に効果的です。意識して摂るようにすることが望ましいでしょう。

方法5:皮膚科での治療

セルフケアで治すことが理想ではありますが、やはり確実なのは皮膚科で治療を受けることではないでしょうか。
皮膚科では背中ニキビの症状に対して、ケミカルピーリングやイオンの導入、高周波治療、ホルモン治療、点滴治療などといった様々な治療を施してくれます。
専門の医師が各患者の症状を判断した上で施す治療ですので、効果の望める可能性は非常に高いと言えるでしょう。
>>男の背中ニキビの特徴や治し方についてはこちら
>>女性の背中ニキビの特徴や治し方についてはこちら

予防方法

ポイント1:入浴方法に気をつける

入浴方法に気をつける実は入浴の方法は背中ニキビの発生に影響してきます。汚れを落とすことはとても大切ですが、強く擦りすぎて肌にダメージを与えてしまったり、シャンプーやボディーソープが洗い流しきれずに毛穴に詰まってしまうなどといったことが起こると逆効果になってしまいます。
入浴時には力を入れすぎずに優しく、頭から下半身にかけて上から順番に洗うようにしましょう。また、髪を洗う際に背中側に垂らして洗ってしまうと、背中の毛穴にシャンプーやコンディショナーが詰まってしまう場合があります。髪を洗う際には、髪を後ろではなく前に垂らして洗うようにしましょう。

ポイント2:化粧水で保湿をする

顔のニキビだけでなく背中ニキビの予防にも、化粧水での保湿は効果的です。
化粧水には、「ビタミンC誘導体」「イソフラボン」「パテントン酸」「トコフェロール」「フラーレン」など、美容効果のある成分が含まれているものがあります。
化粧水を選ぶ際には成分も見ながら、自分の肌に必要なものを選ぶようにしましょう。

ポイント3:食事から栄養素を摂取する

肌の健康に良い栄養素は、食事から摂ることができます。特にビタミン系は美容効果があり、積極的な摂取が理想的です。
具体的には、「ビタミンA」に含まれたほうれん草、海苔、鳥レバーなど、「ビタミンB群」の含まれたレバー類、ニンニク、マグロ、胡麻、卵黄など、「ビタミンC」の含まれたブロッコリー、水菜、パプリカ、柑橘類など、「ビタミンE」の含まれたレバー類、魚肉などが挙げられます。
普段の食事は肌の健康に非常に大きく関係してくるため、軽視せずに気を配るようにしましょう。
>>背中ニキビの予防法の詳細はこちら

まとめ

背中ニキビには実はニキビではなく毛包炎であるものが多く、真菌(カビ)によって引き起こされているような毛包炎もあります。
スキンケアに加えて、薬や漢方、エステなど様々な方法で改善を目指すことができます。
普段の生活の中で予防策をとることもできるため、意識次第で未然に防ぐことが可能です。