2019.05.24

ニキビ跡の正しいケアとは?

ニキビやニキビ跡は多くの人が経験するお肌のトラブルとして挙げられるものです。
しかし、どのようにケアをすれば良いのか、悩んでいる人も多いと思います。
ここではニキビやニキビ跡に悩みを持つ方のために、正しいケアや対処方法についてご紹介していきます。

ニキビの種類

それでははじめに、ニキビの種類についてお話ししたいと思います。
ニキビの種類にはどのようなものがあるのかを理解することで、どのようなケアをすれば効果を得ることができるのかが見えてきます。
では、種類を一つひとつ見て行きましょう。

白ニキビ

まずは白ニキビです。
白ニキビは、ニキビの最初の段階にあたる状態のものです。
何らかの原因で毛穴の出口がふさがれ、皮脂が毛穴に溜まり白い点状のような形状であることが特徴です。
そして白ニキビは炎症が起こっていないため、痛みやかゆみを伴いません。この白ニキビが炎症を起こすと、赤ニキビや黄ニキビになっていきます。
したがって、白ニキビはできたときにケアすることが効果的なニキビケアといえます。すぐにケアを行えばニキビ跡になる可能性を下げることができます。

黒ニキビ

次は黒ニキビです。
黒ニキビは、白ニキビの毛穴が少し開き、空気が触れて皮脂が酸化して黒く見える状態のものです。黒く見える黒ニキビは、お肌を見た時に目立ってしまうため、悪化していると思う人も多いようです。
しかし、黒ニキビは白ニキビと同様にニキビの初期段階にあたるため炎症を起こす前のニキビです。
白ニキビと同様のケアをすることでニキビの悪化を防ぎましょう。

赤ニキビ

次は赤ニキビです。
赤ニキビは白ニキビが悪化したものです。
皮脂をエサにアクネ菌が増殖し、炎症を起こした状態です。炎症によって赤く腫れ上がり、痛みやかゆみを伴います。
したがって、効果的なケアとしては炎症を鎮めること。そしてこれ以上ニキビを悪化させないことが将来のニキビ跡をつくらないことにつながります。

黄ニキビ

次は黄ニキビです。
黄ニキビは、赤ニキビの炎症がさらに激しくなり化膿して膿をもった状態です。この黄ニキビになってしまうと、炎症がお肌の深い部分にまで広がり治るのに時間がかかってしまいます。また、ニキビの炎症が治まってもニキビ跡が残ってしまう可能性が高くなります。

しこりニキビ

最後はしこりニキビです。
しこりニキビは、お肌の奥で炎症を起こし、お肌の表面ではなく中で腫れている状態です。
触るととても痛く、しこりを持った状態のニキビになります。毛穴の周りに炎症が広がり、皮膚の下には膿や血がたまり、ニキビが大きく腫れ上がった状態です。
しこりニキビは、なかなか炎症が治まらず皮膚の奥に炎症があるため、ニキビ跡が残りやすいニキビです。ニキビ跡を残さないためにも、しこりニキビをつくらないケアをすることが重要です。

ニキビ跡の種類と原因

ではニキビの種類を確認したところで、次はニキビ跡の状態による原因について見ていきましょう。
ニキビ跡とは、ニキビの炎症の度合いによりお肌の細胞が傷ついてしまい、色素沈着や傷跡として残ってしまった状態をいいます。
この残ってしまったニキビ跡の対策や正しいケアを知るためにも、ニキビ跡の種類と原因を把握するのは大切なことです。
そこで、まずひとつひとつ紹介します。

赤みを帯びた赤ニキビ跡

1つ目は赤みを帯びた赤ニキビ跡です。
ニキビが治った後で赤みを帯びてしまった状態を指します。
赤ニキビ跡の原因は、一見ニキビが治まったように見えても、お肌内部に炎症が残っているために赤く見えることやニキビの炎症が激しくうっ血が残っている状態です。

茶色いシミのような色素沈着ニキビ跡

次は茶色いシミのような色素沈着ニキビ跡です。
炎症後色素沈着といって、ニキビの炎症によってメラノサイト(シミの元)の活動が盛んになり、メラニンを生成することでお肌を守る働きをしたため茶色い色素沈着が起こってしまった状態です。

クレーター状の凸凹ニキビ跡

次はクレーター状の凸凹ニキビ跡です。
クレーター状の凸凹ニキビ跡は、ニキビの炎症が毛穴の外まで広がり、表皮だけでなく真皮やその他の皮膚組織までもが傷ついてしまった状態です。
クレーター状の凸凹ニキビ跡の原因は、強い炎症が挙げられます。
そのため、傷のように盛り上がってしまったり、炎症の程度により毛穴の形が失われて大きく埋没していたりします。
また、クレーターになったニキビ跡は一度できてしまうと自然に治療することが難しいため、未然に防ぐことが大切です。

年代ごとのニキビの特徴

ここまでニキビやニキビ跡の種類、原因を見てきたところで、年代ごとにどのニキビやニキビ跡ができやすいのか、見ていきましょう。
思春期のニキビと大人のニキビの2つを見ていきたいと思います。

思春期ニキビの特徴

まずは10代の思春期といわれるころにできる思春期ニキビの特徴から見ていきましょう。
思春期ニキビは、ホルモンバランスが関係しています。
身体が著しく発育する成長期は、大人になるためにホルモンバランスの変化が起こり、皮脂の分泌が増加することが原因です。
過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まると、白ニキビや黒ニキビになります。そのニキビが炎症を起こすと赤ニキビとなっていきます。
思春期ニキビは、主にTゾーンといっておでこや鼻などの皮脂の多い部分を中心にニキビができます。思春期ニキビのケアは、清潔さを保つように洗顔を行い、炎症を悪化させないケアとニキビ予防を同時に行なっていくことが重要です。

大人ニキビの特徴

次は大人ニキビの特徴を見ていきましょう。
大人ニキビは多くの要因が重なり合っていること特徴です。主な原因は下記の通りです。
・生活習慣や食生活の乱れ
・睡眠不足
・ストレス
・お肌の乾燥
・ホルモンバランスの乱れ
このようにさまざまな要因が重なってできるのが大人ニキビです。
大人ニキビができる人の殆どが乾燥肌のため、バリア機能の低下による皮脂の過剰な分泌、ターンオーバーの乱れなどにより古い角質が残るといったことが起き、それらのことが原因でニキビができやすくなります。
多くの要因が重なり合っている大人ニキビは、ライフスタイルを含み、総合的に見直していく必要があります。
そのため、日々の予防やケアが重要なポイントとなります。

性別ごとのニキビの特徴

年代ごとの特徴を見たところで、次は性別でのニキビを見ていきましょう。

女性特有のニキビの特徴

まずは女性特有のニキビの特徴から見ていきましょう。
女性特有のニキビは、生理周期によるものとメイクからの影響があります。
生理前後は、ホルモンの変化が起こるためニキビができやすい時期になります。また、化粧品や化粧道具などがニキビの原因になる場合もあります。

男性特有のニキビの特徴

男性特有のニキビとしては、髭剃りが影響しているものが挙げられます。
毎日行う髭剃りで角質層を傷つけてしまうとお肌の乾燥や肌あれが起こり、毛穴を詰まらせやすくなることがニキビの原因になります。
女性よりも皮脂の多い男性のお肌は、清潔に保ち、過剰な皮脂を取り除くケアをすることがニキビ予防になります。
男性は女性に比べ皮膚が厚いことと、日々のスキンケアを十分にしてないことからニキビが悪化することが多いので注意が必要です。
ここまでニキビの種類や、ニキビ跡の種類、さらには年代や性別ごとにできるニキビの特徴など見ていきました。
次はニキビを治すために何をすればいいのかということについてお話ししたいと思います。

ニキビケアにおすすめのスキンケア方法

ニキビを治すためにまずできることは、スキンケアを見直していくことです。
スキンケアを見直していくだけでも、ニキビケアやニキビ跡ケアにつながります。
では、ニキビケア、ニキビ跡ケアのスキンケア方法をご紹介したいと思います。

ていねいな洗顔をする

まず1つ目はていねいな洗顔を心がけることです。
洗顔を行い、お肌を清潔な状態に保つことは、ニキビケアの中でも、もっとも基本的なことです。
ニキビを予防する、もしくはできてしまったニキビやニキビ跡をケアしていくためには、洗顔を正しい方法でていねいに行なっていくことが重要です。
ていねいな洗顔を行うためにも、回数や使用する洗顔料、水温、拭き取るときのタオルなどの観点から見ていきましょう。

洗顔回数

まずは洗顔回数についてですが、必要以上に行わず、朝晩の2回にとどめておくようにしましょう。
ニキビやニキビ跡ができてしまうと、皮脂や汚れなどを落とすために洗顔回数を増やしたらいいのではないかと思う人もいると思います。
しかし、回数を増やしてしまうと、お肌を守るために必要な皮脂までとってしまうなど、お肌に負担がかかってしまうので逆効果です。

洗顔料

次に洗顔料ですが、大きく2つのポイントがあります。
使用する洗顔料は、お肌への負担が少ない刺激のないものを使用しましょう。
スクラブ洗顔料やピーリング洗顔料は、ニキビを刺激し、お肌にもダメージを与えてしまうので毎日使用するのはおすすめしません。
どうしても使いたい場合は、お肌の様子を見ながら週に1回程度から使ってみましょう。

洗顔方法

洗顔は、基本的に泡で洗います。
よく泡立てて、手が直接触れないように泡を転がすようにして洗いましょう。
ここで注意するのが、ニキビを刺激しない、つぶさないことです。
ていねいに洗うといっても、長い時間洗顔料をお肌にのせておくことはお肌に負担がかかりますので、洗顔時間は長くても1分を心がけましょう。

洗顔時の水温

洗顔時の水温ですが、季節問わずぬるま湯で洗顔するようにしましょう。
水温が高すぎると、お肌の乾燥を招き、結果、皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいます。
また、入浴時の洗顔ではシャワーで直接すすぐのではなく、洗面器にぬるま湯を入れてすすぐようにします。すすぎ残しがないように十分にすすぎましょう。すすぎ残しがあるとお肌のトラブルに繋がります。

洗顔後のタオル

洗顔後、水気を拭き取るタオルは清潔なものを使用しましょう。
何度か使用しているタオルで顔を拭いてしまうと、タオルについていた雑菌や汚れが顔についてしまうため、ニキビケアどころかニキビを悪化させる可能性もあり逆効果です。
そのため、洗顔した後に拭き取るタオルは清潔なものを使用し、優しく抑えるように水分を取りします。ゴシゴシを拭き取らないように注意しましょう。
以上のポイントを守りながら洗顔を行なっていくと、ニキビケアしながら、ニキビ跡ケアをすることができます。
自分がどのような洗顔を行なっているのか、今一度見直してみましょう。

保湿を徹底する

2つ目は保湿を徹底にすることです。
洗顔した後のお肌は清潔ではありますが、お肌本来のうるおいである天然の保湿クリームともいわれている皮脂膜までも洗い流されるため、もっともお肌が乾燥しているといってもおかしくない状態でもあります。
そのため、洗顔をした後はすぐに保湿ケアを行ないましょう。
保湿ケアをするときは、化粧水でしっかり水分を入れ込み、乳液やクリームでふたをすることが基本となります。
さらにしっかり保湿ケアを行ないたいときは、化粧水を何度か重ね付けすること、成分にも気を配ることをおすすめします。
ここで、保湿ケア用の化粧品を取り入れるときに見てほしい保湿成分について、代表的なものをご紹介したいと思います。

保湿成分の代表成分

ヒアルロン酸、コラーゲンは代表的な保湿成分です。
ヒアルロン酸とコラーゲンは、もともと人のからだにある成分ですが、加齢とともに減少していきます。保水力に優れておりお肌の保湿に大変効果的です。
保湿ケアをおこなうときは、適量を使用し、すみずみまでお肌をうるおわすことが重要です。使用量が足りないと、十分にお肌をうるおわすことができないばかりかお肌に摩擦をかけてしまい、結果的にお肌に刺激を与えてしまうことになります。
たっぷりと使用することを心がけましょう。

紫外線をカットする

3つ目は紫外線をカットすることです。
ニキビに紫外線が当たると色素沈着ニキビ跡になりやすく、ニキビ跡に紫外線が当たるとニキビ跡が濃くなってしまいます。
それだけではなく、紫外線でダメージを受けたお肌はターンオーバーが早まり、未熟な細胞ばかりがお肌表面に並ぶことで、バリア機能の低下に繋がります。
また、紫外線はお肌の乾燥を招くことで皮脂の過剰分泌にもつながり、結果、ニキビの発生やニキビの悪化、ニキビ跡を残すことにも繋がります。
ニキビケアでは、一年中紫外線対策をすることを心がけ、季節を問わず日焼け止めをしっかり塗り、紫外線が強い春や夏などはサングラスや帽子なども活用しましょう。

食生活の見直し

4つ目は食生活を見直していくことです。
ニキビの原因は体質や日々のスキンケアだけではなく、実は食生活も該当します。
日頃から糖分や脂分を多く摂取してしまうと、皮脂が過剰に分泌されてしまい、ニキビやニキビ跡ができやすくなってしまいます。
ニキビができやすい食べ物は主に下記が挙げられます。
・ケーキなどの洋菓子
・スナック菓子やインスタント食品、ジャンクフード
・揚げ物類
・アルコールなど、ほか
このようなものを好んで毎日食べ続けていると、とてもニキビができやすい状態となってしまいます。
そのため、ニキビを改善するためにはタンパク質をはじめ、ビタミン類や食物繊維、ミネラル、コラーゲン、乳酸菌などをバランスよく摂り入れていく必要があります。

睡眠を見直す

5つ目は睡眠を見直すことです。
睡眠が不規則になると、質の良い睡眠が取れなくなります。質の良い睡眠をとることで、傷んだお肌が修復されるなど、お肌と睡眠は深い関係にあります。そのため、日々の睡眠が大切になっていきます。ニキビケアやニキビ跡ケアのために、睡眠を一度見直していきましょう。
そして質の良い睡眠をとるために、夕食を取る時間や入浴する時間を整えることも大切です。
夕食の時間は眠る3〜4時間前、入浴する時間は眠る1時間半前までに、といったことを行うことで質の良い睡眠が確保することも可能になります。
したがって、ニキビケア、ニキビ跡ケアのためにも睡眠を見直してみましょう。

スキンケアアイテムを見直す

6つ目はスキンケアを変えることです。
ニキビやニキビ跡がなかなかケアできないときは、そのスキンケアアイテムが効果的ではない可能性もあります。
スキンケアが効果的でないという判断材料としては下記が挙げられます。
・スキンケア直後でもお肌の乾燥がわかる
・ニキビやニキビ跡に刺激を感じる
・ニキビや肌トラブルが増えた
以上のような場合は、スキンケアアイテムを変えてみるのも良いかもしれません。
スキンケアの直後でもお肌の乾燥がわかるほどですと、もう少し保湿力の高いものを選んだ方が良いかもしれません。
ニキビやニキビ跡に刺激を感じる場合は、その化粧品の刺激が強いのかもしれません。刺激の少ないものに変えたほうが良いでしょう。
その化粧品を使ってから、急激にニキビや肌トラブルが増えた場合は、今のお肌に合ってないのかもしれません。
しかし、今までは問題なく使えていたのであれば、一時的にお肌が敏感な状態になっているのかもしれません。そういった場合は、お肌の様子を見てからスキンケアを変えても良いと思います。
お肌はいつも同じ状態ではなく、季節や環境に大きく左右されます。いつもは問題なく使えていても、季節の変わり目などでお肌が敏感な状態になっている場合は、刺激を感じてしまう場合もあります。
ニキビケアやニキビ跡ケアのためにもしっかりと見極めることが大切です。
また、一年中同じ化粧品を使うのではなく、その時々のお肌の状態で使う化粧品を変えながらかしつこくケアをしましょう。

ニキビ跡の予防方法

では最後に、予防方法について見ていきましょう。
予防方法を知って実践することがニキビやニキビ跡をつくらないことになります。
なかなか治りにくいニキビ跡はどうすれば予防できるのかを見ていきましょう。

ニキビを自分でつぶさない

まず1つ目はニキビを自分でつぶさないことです。
赤ニキビや黄ニキビは目立ってしまうので、どうしてもつぶしたくなってしまうと思います。
しかし無理やりつぶしてしまうと、雑菌が繁殖して化膿してしまう可能性やニキビ跡になる可能性が高くなります。
ニキビをつぶしてしまう行為は、お肌に相当なダメージを与え、最悪なことにクレーター状の凸凹のニキビ跡を残してしまうことにもなりかねません。
そのため、自分ではつぶさず、日々のスキンケアをしていきましょう。どうしてもつぶしたい時は、皮膚科へ足を運ぶといったことをおすすめします。

ニキビに触らない

2つ目はニキビに触らないことです。
ニキビができると、どうしても気になったり、むずがゆかったりするため触ってしまう人も多いと思います。
しかし、人の手には雑菌が多くうっかり触ることでもニキビが悪化してしまいます。当然、ニキビが悪化すればニキビ跡を残す可能性が高くなります。
ニキビのためにもニキビ跡の予防のためにもニキビには触れないようにしましょう。

紫外線対策を抜かりなく行う

3つ目は紫外線対策を抜かりなく行うことです。
上記で触れたように、紫外線はお肌にとって大敵です。
紫外線はお肌にさまざまなダメージを与えます。紫外線はメラニンを生成させるため、ニキビにあたることで色素沈着ニキビ跡をつくったり、色素沈着ニキビ跡を濃くしたりします。
ニキビケアやニキビ跡ケアには紫外線対策は必須です。
基本はお肌に負担がかからない日焼け止めを選び、そのシーンや季節に合わせた日焼け止めを塗るようにしましょう。

まとめ

今回はニキビやニキビ跡について、さまざまな視点からお送りしていきましたが、いかがでしたでしょうか。
種類や原因を見ていくと、どのようにニキビやニキビ跡をケアし、予防していけばいいか見えてきたと思います。
ニキビやニキビ跡の効果的なケアや予防をしっかり行ない、美しいお肌を手に入れていけるように気をつけていきましょう。

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